人生を変えた本【嫌われる勇気】
まず、「嫌われる勇気」を読んだことがない人は、ぜひ手にとって見てほしい。この記事を通して、皆さんにとっていただきたい行動はそれだけ。
すでに手にとっている方はこの記事を読み進める必要はないです。
<記事の構成>
■こんな方に読んでほしい【嫌われる勇気】
■悩みの原因【対人関係の悩み】
■悩み解決の具体的な取り組み【課題の分離】
■筆者の人生を変えた本【嫌われる勇気】
■ぜひ手にとってほしい【まとめ】
こんな方に読んでほしい【嫌われる勇気】
「嫌われる勇気」はアドラー心理学を、本書中に登場する「青年」と「哲人」の問答を通して、わかりやすく解説していくれる名著です。この記事では、そのごく一部を紹介します。少しでも興味をもたれた方はぜひ手にとってみてください。
こんな方に読んでほしい。
・幸せとは何かについて、少し考えてみようかなと思っている。
・自分は優しい方だと思う。それで結局割に合わない事態に遭遇することが多い。
・誰かのために心を痛めることが多い。
・譲られるよりも譲ることが多い。
・人生は悩みばかりでうんざりしちゃっている。
悩みの原因【対人関係の悩み】
悩みが全くないという人はいない。もちろん筆者にも、人並みの、悩みがある。見渡してみると、悩みが少なそうな人、多そうな人がいる。
それと同じように、幸せそうな人、そうではない人がいる。
そこに一定の原理原則を見出すことはできないのだろうか。
全てが、個別の事象で、個別の対応が必要となるだろうか。
できればアプローチするための指針となるものを見つけたい。
「嫌われる勇気」は、そこに一定の解を提示する。
問題の解決の近道は、そこにある問題の原因の特定である。悩みの原因は何だろうか。
アドラーは”人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである”と断言する。
補足をすると、悩みは対人関係での直接的なやり取りや、他者と自分の比較により生まれる。
たとえば、こんなケース
私は月に百万円、でもお隣さんは月に一億円もらっている。
といった場合、”私”は十分に生活をしていけるはずであるにも関わらず、他者との比較から、悩み(劣等感)が生じる。
逆の極端なケースで言うと、
あなたが生じてから消滅するまで、どこかわからない遠い宇宙空間をただただ漂う存在とする。
するとそこには悩みは生じ得ないと言える。
どのように比較や、劣等感の枠組みから抜け出すのか。
具体的な思考方法をアドラーは提示している。
悩み解決の具体的な取り組み【課題の分離】
悩みの解決には、「課題の分離」という考え方で対応するのが効果的だ。
「課題の分離」とは、目の前の課題に対し、”「これは誰の課題なのか?」と言う観点から、自分の課題と他者の課題とを分離していく”ことだ。
そして、「課題の分離」をした後は、”他者の課題には踏み込まない”と言うことが鉄則。
”あらゆる対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むこと−あるいは自分の課題に土足で踏み込まれること−”によって引き起こされている。
「嫌われる勇気」では「なかなか勉強をしない子供」を例に、議論が展開される。
この先はぜひ、本を手にとって読んでみてほしい。
人生を変えた本【嫌われる勇気】
「嫌われる勇気」を知る前のわたしは、典型的な「課題の分離」ができていない状況にあった。
目の前にいる人間が深刻な状態、パニックに陥ると、それが自分にも伝染するのである。これが起きると、結局、自分の思考が止まる。状況判断と行動ができなくなる。
「課題の分離」を実践し、まず他人と自分の課題、自分の影響を与えられる範囲とそうではない範囲を明確にする。そうすれば自分の課題に集中し、客観的な視点から冷静な判断ができるようになる。
「ここから先は自分の課題ではない」という境界線を知ることができれば、人生はよりシンプルなものに変わっていく。
ぜひ手にとってほしい【まとめ】
まだ「嫌われる勇気」を読んでいない方は是非読んでほしい。大袈裟な話ではなく、自分の人生変えるきっかけを得る人がいるはず。
最後に、「嫌われる勇気」の中で紹介されていることわざをどうぞ。
”「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を飲ませることはできない」”
ここには、他者への支援のスタンスが表現されている。
また、あなたを変えることができるのは、あなたしかいないと言うメッセージも込められている。
ぜひ「嫌われる勇気」手にとってみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ではまた。