先日こんなツイートをしました。
【おとなはこっそり読む】
いきなり「インターナショナル!」とか「国際問題!」とかは無理。「日本はどこにあるんだっけ?」という切り口なら入っていける。短時間で読める(ジムのウォーキングとインターバルでサクッと読みました)。しかも超絶分かりやすい。#こども地政学
この本は「時間がない」「忙しい」あなたにこそ、手にとってほしい一冊。
いつかちゃんと勉強しようと思っている「国際問題」
しかし、なかなかそんな時間を作るのは難しい。
それよりは「今日のあなたの周辺3km圏内」で起きることの方が気になるのはあたりまえの話ですね。
少し背伸びをしてみようとしてみても、やっぱり続かない。
複雑そうに見える世界。
自分とは遠いところにあるように思える世界。
そんな時にこの本が役に立つ。
「視点」が整理できれば「なるほどそういうこと」「そういえばそうだった」という納得と「世界はシンプルで身近だ」という実感を手に取れる。
この本はあなたに、こんなきっかけとなる体験を与えてくれるはずです。
監修:船橋 洋一
Contents
国際問題?簡単まとめ!これだけ読んどく【紹介:こども地政学】
・「国際問題?」なあなたへ【とりあえずこれだけ読んでおく】
・紹介:こども地政学 【おとなこそ読むべき理由】
・「すきま時間」でよんでおけばOK【耳に入ってくる】
・まとめ
「国際問題?」なあなたへ【とりあえずこれだけ読んでおく】
「国際問題」「インターナショナル」…
避けて通れそうで、通れないキーワード。
ビジネスやプライベートでも、なんとなく避けて通りたい気がしている。
ニュースや新聞でも「世界で起こっている」ことは「なんとなく知っている」
けれど「じゃあ、コメントをお願いします」といわれると、脇汗が止まらない。
「国際問題?そんなことより、最近、近所に美味しいパン屋さんができてさ…」
これも見事な切り返し(?)だけれど、この記事に出会ったあなたにはせっかくなので、ぜひもう少しだけ「国際問題」に語れるようになっていただきたい。
持つべき「視点」がわかれば、あなたの価値観に沿った「意見」を持つことができる。「一体何が問題なのか」「世界の関心事はなんなのか」少しだけ、整理する時間をつくってみてはいかがでしょうか。
紹介:こども地政学 【おとなこそ読むべき理由】
この本は「こども地政学」というタイトルのとおり「こどもが読むこと」を前提に構成されています。
つまり「超絶わかりやすい」
わたしのように、いままで「基礎情報」をすっ飛ばしてきていても大丈夫。十分理解できるように構成されています。
そして内容も整理されているので、短時間でしっかり吸収できるようになっています。だからこそ「時間がない」「忙しい」おとな(あなた)におすすめしたいです。
構成は以下のようになってます。
【目次】
はじめに 地政学とは、国々がともに生きる知恵を学ぶこと。
第1章 私たち日本世界の関係を見てみよう
第2章 ところで「地政学」ってどんな学問なの?
第3章 地政学で絶対に知っておくべきキーワード
第4章 日本の地政学的リスクに見ていこう
第5章 2つの超大国アメリカと中国の関係を知ることが大事
第6章 歴史を振り返ると地政学がよくわかる
第7章 未来の日本について考えてみよう
この本を読んで、わたしはこんなことを学びました。
✓「日本」という「島国」の特殊性
✓ものごとが動く理由は「シンプル」
✓さらに学んでいこうという興味
「日本」という「島国」の特殊性
わたしが住んでいる日本は、言うまでもなく「島国」です。
住んでいるとなかなか意識しずらいですが、世界的に見ると四方が海で囲まれている(大陸に面していない)国は、珍しい部類に入ります。その意味で「島国である日本住むこと」には特殊性があります。
この事実を理解するだけでも、すこし世界をみる感覚が変わってくるはずです。
そして地政学的視点で「日本」を見ようとすることは、今の世界を見る上で外せない「アメリカ」と「中国」に注意を払うということにも繋がります。いわずもがな「日本」に住むわたしたちにとって、この両国との関係をどう捉えるかは、重要なポイントです。
このポイントについても完結にまとめられている本書は、「世界で何が起きているのかを知る」入門編として最適の本です。
ものごとが動く理由は「シンプル」
この本を読むと、ものごとが動く理由は「シンプル」ということに気づきます。「個人と個人」そして「国と国」の間でも、同じような関係性で、ものごとが動くことがあるなと思ったりします。
友好的な関係を築ける時期もあれば、ときには紛争や戦争といった事態になる時期もある。それぞれに「言い分」と「正義」がある。
とくに国同士の「言い分」と「正義」を理解するのに「地政学」という視点、その基礎知識は、大変有効にはたらきます。
例えば
・大陸の国と島国のそれぞれの関心事はなんであるか
・内陸の国と海に面する国のそれぞれの関心事はなんであるか
・アメリカと中国が何考えているのか。その結果、日本にどのような影響があると考えられるのか
こんなポイントを押さえると、次の一手を考える手がかりを見つけられるかもしれません。
背景を知れば「自分の考え」を持つきっかけにもなります。
さらに学んでいこうという興味
このように世界を見ることができるようになると「さらにまなんでいこう」という興味が湧いてきます。正直、わたしは学問としての「歴史」が嫌いでした。
しかし今になって「歴史を学ぶことの重要性」を実感してます。学生時代のわたしは少し勘違いをしていました。歴史を学ぶとは「すでに起きた事件を羅列し、暗記する」ではなく「なぜその事件が起きたのか」を学ぶということだからです。
「地政学」とは「(国単位での)ご近所さん」とどのように付き合っていくのか考えると言う側面があります。
時代が変わって、ネットが普及したことで「ご近所さん」の定義はかなり変わってきています。「世界はより身近になってきている」といえます。
だからこそ今、このグローバルな視点を持ちながら世界を見ることの重要性は増していると感じます。
「地政学」という切り口は、興味を持つきっかけとなるだけではなく、世界を読み解くため鍵になります。
「なるほど」「そういうことだったのか」という体験が、この本には詰まっています。
「すきま時間」で読んでおけばOK【耳に入ってくる】
この本を読むにはぜひ「すきま時間」を活用しましょう。
時間ができたとき、どれか一つの章をながめるという感じでOKです。つまみ食いでもサクサク読めます。
私はKindleで読みました。ジムでの「ウォーキング」とトレーニングの間の「インターバル」でサクッとです。所要時間としてはおそらく1時間〜2時間て程度の間。その程度で十分な感じです。
「図の細かいところまでしっかりみたい」ということであれば「Kindle(電子書籍)」よりも「紙の書籍」の方がよいかと思います。そこはシチュエーションに合わせてどうぞ。
軽くながめておくだけでと「各国の関心事」がザクッと把握できるようになりります。普段流れてくるニュースや新聞の国際の面の内容が「スッ」と耳に入ってくるようになります。
そうすれば「国際問題」の話が振られても困ることはありません。あまり構えることなく、あなたの意見や考えを持つことができるようになるはずです。
まとめ
・「国際問題?」なあなたへ【とりあえずこれだけ読んでおく】
持つべき「視点」がわかれば、あなたの価値観に沿った「意見」を持つことができる。
・紹介:こども地政学 【おとなこそ読むべき理由】
「時間がない」「忙しい」おとな(あなた)におすすめしたいです。
・「すきま時間」でよんでおけばOK【耳に入ってくる】
普段流れてくるニュースや新聞の国際の面の内容が「スッ」と耳に入ってくるようになります。
ぜひこの機会にこの本を手にとってみてはいかがでしょうか。
「インターナショナルな視点の入門書」としておすすめです。
ではまた。