銀行辞めた

転職して良かったこと3選

2020年3月8日

私は3年半前に転職をした。6年半勤めた地方銀行から、金融機関向けシステムを提供する企業への転職。
結論、転職して良かった。
もし今、こんなことについて考えている方の参考、行動を起こすきっかけになれば。

転職して良かったこと3選

この記事の構成

■転職して良かったこと3選
(1)自分の市場価値を確認できる
(2)度胸がつく
(3)ビジネスの捉え方が変わる
■まとめ

転職して良かったこと3選

(1)自分の市場価値を確認できる

この項目は、なんとなくイメージがつくと思う。
「転職市場」に対し、自分のキャリア、スキルを売り手として提示しどのような価格がつくのか確認してみるのだ。

具体的で、手取り早いのは、転職サイトに登録をしてみること。自分のキャリア、スキルに対し、今の市場がどの程度の価値を認めているのかを知ることができる。
適当にネットで登録を済ませると、数週間もしないうちにエージェントから直接連絡が来る。もちろんエージェントのビジネスは、転職先企業へ貴方を紹介することによりインセンティブを得ることなので、前のめりで来る。そこはそうゆうものなので、上手に活用するというスタンスで、お付き合いすれば良い。
転職活動を本格的に始める方はもちろんだが、今の所そこまでも考えていないという方でも、情報収集の一つの手段として活用していただくのが良いと思う。

(2)度胸がつく

転職をすると度胸がつく。度胸とは「ものごとに動じない心」のことだ。
転職を通してする2つの経験があなたを強くする。

・今の勤務先に退職の意志を伝えるという経験。
自分が世話になった会社に対して、退職の意志を伝えることは気力と体力を使う。
場合によっては、長年勤めた会社から引留めに合うこともあるはず。そんな時は、とにかく率直に自分の意志を伝えるのが良い。
会社側は、教育コスト等、あなたに事実上の投資をしてきた事情があり、様々な揺さぶりをかけて来ることが想定される。
引き留めのパターンは大体、実体験も踏まえると、以下のパターンが多いと考える。
パターン①「こんな良い環境で働けているのに、それを自ら手放すなんて信じられない」
パターン②「ここで通用しなかったら、どこに行っても通用するわけがない」
話を聞いていると気持ちが揺らぐ瞬間があるかもしれない。もちろん人からの忠告、アドバイスは真摯に受け止めた方が得策である場合が多い。ただ、当たり前のことだが、そのことを話している相手は、自分(私)の人生の責任をとってくれるわけではないということを忘れずに向き合って欲しい。
また面談の相手は、上司である場合がほとんどだと思うが、10年後、20年後、自分が目の前の上司のようになりたいのかということを自分に問うということも、考えを整理する上では有効である。
あるいは、このような人になりたい思える人物がいるとか、「お前がいなくなると寂しいよ」とか言ってくれる人がいる職場は、働き続けるのも悪くないのかもしれない。
そう言った葛藤の末たどり着いた覚悟、決断して率直に自分の石を伝えたという事実が、物事に動じない心、度胸を得ることにつながる。

・転職先へ自分を売り込む経験。
イメージは新卒の時の就職活動。
ただ少し違うのは、
①これまでの職歴、実績が軸となり、それをより客観的な数字、データで示すことが求められること
②志望理由を伝える際に、現職を辞める理由についても説明が求められる場合が多いこと

いずれも、論理的に組み上げる作業をしてく。合わせて少し懐かしい響きでいうと「自己分析」も進める。そして①、②の問いかけに即答できるようにする。
普段から意識していている方にとって、なんでもない話かもしれない。しかし当時の私も含め、大半の人は即答は難しいのでは。ただ、意識する、しないでは、数年後に得られる結果が大きく変わってくる。
転職活動では、あなた自身を転職先へ売り込むのだ。そのために重要なのは、自分自身のこれまでのあり方を見つめ直すこと。
私が転職をおすすめしたいポイントもここにある。学生としての人生経験を前提とする自己分析と選択、就職を経て5年、10年と社会人経験を前提としてする自己分析と選択。そこで得られる結果が同じなわけがない。
これまでの実績、自分が大切にしたいこと、学生の自分が考えていたことより、はるかに明確にできるはずだ。そうすれば、自分がとるべき行動へ確信が持てる。物事に動じない心、度胸を得ることにつながる。

(3)ビジネスの捉え方が変わる

私の場合は、転職がきっかけで、それまでよりも真剣にビジネスと向き合うようになり、ビジネスの捉え方が変わった。
一つの気づきは、働く場所や働き方を、自らが選んでいるという感覚が非常に大切ということ。この感覚は日々のモチベーションに大いに影響する。
会社に利用されるのでなく、対等な立場として価値を提供し、会社を活用するという感覚。間違いなく、私は人生の限りある時間、労力をこの会社に提供して対価を得ている。その提供先を選んだのは自分。安売りをする必要はないし、そこで働き続ける理由がそこにあるかが重要。
最近では、働く場所、時間、働き方をもっと自分で決めて行きたいと考えるようになった。学生の時の自分には到底イメージがつかない次元の話である。
転職を契機に、このような実感と思いに至っている。

まとめ

転職して良かったこと3選

・自分の市場価値を確認できる
・度胸がつく
・感覚的に、ビジネスの捉え方が変わる

転職も選択肢の一つ。まずは情報収集から始めてみてはどうでしょう。

特に、合わない価値観に日々心をすり減らしている人。世間は甘くはないけど、世界は(仮に日本に限定したとしても)広いです。

同じコスト(投資、労力)でも、身を置く環境を変えるだけで、得られる対価が変わる。コスト集中のベクトルを意識して変えれば、得られる対価が変わるともいえる。私の場合、転職し、選択・自由(場所、時間、収入)の幅が広がりました。

以上です。

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ではまた。

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