7つの習慣

東洋のブッダと西洋のアドラー【悩み解決の法則】

2021年5月5日

・幸せになりたい

・不安にどう対処しようか

・もうつかれたぜ

 

・・・こんな悩みがある。

 

というかこれらは「悩み」のド定番。

 

どうやらあなたのこのシンプルな「悩み」は、今も昔も、多くの人が通っている道。

 

いろんな人がいろんな対処法を語っている。

 

結局のところ「自分に合うかどうか」という気もする。

 

とりあえず、手当たり次第に本を読んでみる。

 

何十冊か「ビジネス書」や「自己啓発系の本」を読んだ。

そして「これもしかして、同じこと書いていない?」

 

そんな2冊の本を見つけた。

「悩み」の本質に真っ向から向きあうと、どうやらその「解決の方向性」は似てくるらしい。

「ふむ。これはじっくり読んで、実践してみる価値があるかも」

きっと「シンプルな人生を生きたい」という、あなたに響く言葉と出会えるはず。

よければどちらか一冊、手にとってみていただきたい。

この記事のテーマはズバリ『東洋のブッダと西洋のアドラー』だ。

ではどうぞ。

東洋のブッダと西洋のアドラー【悩み解決の法則】

本記事の内容

 

◎「悩みの本質」に効くおすすめの本2冊をご紹介

(1)反応しない練習【東洋のブッダ】

(2)嫌われる勇気【西洋のアドラー】

◎ブッダとアドラーの共通点

◎どっちか一冊読んでおけばOK

 

 

 

「悩みの本質」に効くおすすめの本2冊をご紹介

(1)反応しない練習【東洋のブッダ】

(2)嫌われる勇気【西洋のアドラー】

一冊目はこちらの本

コンセプトは「自分自身の内面に目を向けてみる」

まさに「東洋的」なアプローチの方法だ。

反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」

著者:草薙 龍瞬

この本は「悩みのへの方法(メソッド)としてブッダの考え(仏教)」が、とても分かりやすく解説されている。

本の構成はこのとおり。

 

目次

第1章 反応する前に「まず、理解する」

第2章 良し悪しを「判断」しない

第3章 マイナスの感情で「損しない」

第4章 他人の目から「自由になる」

第5章 「正しく」競争する

最終章 考える「基準」を持つ

 

 

 

「悩み」を取り除くには、その原因を知る必要がある。

「悩みの原因はなにか?」

『反応しない練習』ではその原因を「心の反応」にあると理解する。

ムダな反応をしないためには「心を客観視」することから始める。

✓「今自分の心がどのような状況にあるのか」

✓場合によっては「目の前の相手がどのような状況にあるのか」

「まず、理解する」ことから始める。

ブッダの教えとは「心のムダな反応をとめることで、いっさいの悩み・苦しみを抜ける方法」のこと。

そのための実用的で、合理的な、現代にも使える「考え方」がまとめられている。

例えば

✓感情に「ラベル」を貼っていく

✓「愛」を「慈(幸せを願う心)」「悲(悲しみを理解する心)」「喜(喜びを理解する心)」「捨(反応しない心)」という心の働きに分けてとらえる

という考え方が紹介されている。

ブッダの説くメソッドに触れ「反応しない練習」を積み重ねることで「人生、これでいい」という「納得の境地」を目指す。

(2)嫌われる勇気【西洋のアドラー】

二冊目はこちらの本

コンセプトは「対人関係から世界をとらえてみる」

ブッダの「東洋的」なアプローチに対し、アドラーは「西洋的」により具体的な視点からのアプローチしている。

嫌われる勇気

著者:岸見 一郎、古賀 史健

この本は「アドラー心理学(フロイト、ユングと並び三大巨頭と称される)」の解説書。解説書といっても、登場人物の「哲人と青年」の対話形式でストーリーが進む。それがとても読みやすい。

本の構成はこのとおり。

 

目次

第1夜 トラウマを否定せよ

第2夜 すべての悩みは対人関係

第3夜 他者の課題を切り捨てる

第4夜 世界の中心はどこにあるか

 

 

 

「悩み」を取り除くには、その原因を知る必要がある。

「悩みの原因はなにか?」

『嫌われる勇気』ではその原因を「対人関係」にあると理解する。

すべての悩みは「対人関係の悩み」であるというのが「アドラー心理学」のスタート地点。

私達が感じる「劣等感」は対人関係が前提となっている指摘からスタートする(例えば「あなたが宇宙に単独で存在したとすれば、そもそも劣等感なんてかんじないよね?」という話)

次々に怒りの感情と質問を「哲人」にぶつける「青年」

「哲人」はアドラー心理学の立場から答える。

✓人は誰しも、客観的な世界に住んでいるのではなく、自らが意味付けをほどこした主観的な世界に住んでいる

✓世界はどこまでもシンプルであり、人は今日からでも幸せになれる

✓問題は世界がどうあるかではなく、あなたがどうあるか

アドラーの思想もシンプルかつ具体的だ。

特に「課題の分離」は、アドラー心理学の代名詞ともいえる有名な考え方だ。

「自分を変えることができるのは、自分しかない」と言う前提を「他者」にまで適用した上で「他者の期待のためではなく、自分の信じる最善の道を選ぶ」というこの考えは、あなたの人生をシンプルにしてくれるはず。

ブッダとアドラーの共通点

「これ同じこと書いていない?」

この2冊を読んで感じたこと。

違いがないわけではないものの、例えて言うなら「東洋の医学」と「西洋の医学」のような違い。

本質的(「病気を治す」という目的)には同じことが指摘されている。

東洋の「ブッダ」は「悟りを拓いた人」

西洋の「アドラー」は「心理学者」

時代的にも、場所的にもかなり離れているように思える。

しかし「悩みの本質」を突き詰めていくと、自然と解決の方向性は似てくるらしい。

共通点がわかれば、あなたの人生にも適用できるポイントがみつけられそうだ。

共通点はこのように上げることができる。

・人生は本来シンプルなものだ

・人生が「複雑」で「苦しい」とすれば、それを生み出しているのは「あなた自身」だ

 ブッダは「心の反応」、アドラーは「他者を前提とした世界観を生きていること」にあると原因を指摘する。

・「悩みの本質」を理解することが幸福な人生への第一歩だ

・「幸せ」とは主観的なものだ

 ブッダは「納得の境地」、アドラーは「誰もが主観的な世界を生きている」と表現している

「自分自身の内面に目を向けてみる」ブッダ

「対人関係から世界をとらえてみる」アドラー

真逆のアプローチのように見えるが、本質的には同じことをいっている。

もう少し「反応しない練習」でも「嫌われる勇気」で指摘されている具体的な点を上げておく。

それは「承認欲求」「比較」「競争」には注意が必要ということ。

「承認欲求」「比較」「競争」を目的とした人生には、つまるところ「際限がない」

ブッダもアドラーも「健全な競争」をモチベーション(手段として)に「あなたの人生がよくなる」のであれば、そのことを否定してはいない。

ただしこれらが目的となると「人生、これでいい」という瞬間は訪れない。

ブッダとアドラーが指摘しているのはここだ。

それを知った上で、改めて「あなたがどのような世界観をもって生きたいのか」を考えみてはいかがだろう。

どっちか一冊読んでおけばOK

まずここまで読んでいただき、ありがとうございます。

少しでも興味をもっていただけのであれば幸いです。

つまるところ「どちらを読めばいいの?」とおもっているあなたに。

どちらもおすすめ。しかし「時間は限られている」

結論、どちらか一冊を読んでいただければと考えております。

なぜなら、先程書いたように「本質的に書かれていることは似ている」からです。

以下を参考に手にとっていただけばと思います。

「反応しない練習」がおすすめな方

・自分自身の内面を掘り下げたい

・比較的抽象的な概念からアプローチしたい

・優しさも感じたい

「嫌われる勇気」がおすすめな方

✓対人関係から掘り下げて生きたい」

✓比較的具体的な事象からアプローチしたい

✓ちょっとストイックにいきたい

まとめ

本記事の内容

◎「悩み」定番に効くおすすめの本2冊をご紹介

(1)反応しない練習【東洋のブッダ】

(2)嫌われる勇気【西洋のアドラー】

◎ブッダとアドラーの共通点

◎どっちか一冊読んでおけばOK

ここで紹介した2冊の本には、きっと今のあなたに刺さる内容があるはず。

「悩みの本質」が言語化できるだけでも、見える世界が変わってくる。

世界はシンプルであり、人生もまた同じ。

「心の反応」に気づければ、視界はもっとクリアになる。

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

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