・・・「時間管理」はある意味誰もが向き合うことになる問題。今日は「コツ」とも「鉄則」ともいえるアプローチを紹介する。
これを覚えておくだけでも、日常的な時間管理の方向性が見えてきたり、場合によっては今までとはまったく違う感覚で問題や課題への対処ができるようになる。
エッセンスは得意の「7つの習慣」だ(笑)
この記事はこうまとめる。
・「時間管理のマトリックス」とは
・「第Ⅱ領域」とは
・「第Ⅱ領域」にコミットする効果
わたしは元銀行員のサラリーマン投資家。
毎日楽しくやっている。
最近「資産構築」に真面目に取り組んでいる。
時間が余ってしょうがないと言う方は多くないはず。
「時間とどう向き合うのか」
「何を優先事項とするのか」
何をするにしても、誰にとっても、重要なテーマ。
ザクザクっといくので、気になったらぜひ本書(『7つの習慣』)を手にとってみてほしい。
ではどうぞ。
Contents
時間管理のマトリックス【コツ/鉄則:7つの習慣】
本記事の内容
◎「時間管理のマトリックス」とは
◎「第Ⅱ領域」とは
◎「第Ⅱ領域」にコミットする効果
◎まとめ
「時間管理のマトリックス」とは
『時間管理のマトリックス』というワードを聞いたことがあるだろうか。
「自己啓発」や「ビジネス書」好きなら、もしかしたら、一度は聞いたことがあるかも。
「マトリックス・・・?」ということでグラサン姿のキアヌ・リーブスを思い浮かべた方も安心してほしい。
「わたしもマトリックス大好きだ」(本文とは関係ない)
さて『時間管理のマトリックス』の手法を紹介する前に、その前提となる考えを簡単にまとめる。
前提となる考えはこんな感じ。
①時間は有限だ
②「タスク管理」には限界がある
③本当の意味で「優先順位」を理解し、整理しよう
④本当の大切なことに注力すれば全体が「いい感じ」で周り始める
『時間管理のマトリックス』では、問題・課題・タスクを物事の「重要度」と「緊急度」の2つの軸で整理をしていく。
縦軸に「重要度」、横軸に「緊急度」をおく。
すると下記のような4象限ができあがる。
『時間管理のマトリックス』
↑高い
|
① | ②
|
重要度 ーーーーー+ーーーーー
|
③ | ④
|
↓低い
←高い 緊急度 低い→
この2つの軸で整理をすると下記のとおり。
①第Ⅰ領域・・・重要度が高く、緊急度が高い
②第Ⅱ領域・・・重要度が高く、緊急度が低い
③第Ⅲ領域・・・重要度が低く、緊急度が高い
④第Ⅳ領域・・・重要度が低く、緊急度が低い
「第Ⅱ領域」とは
普段あなたが向き合っている問題、課題、タスクはどこに位置するか考えてみる。
考えて見ると①と③に割いている時間が多いことに気付く。
「差し迫った問題や期限のある仕事(①)」「飛び込みの用事や多くのメールや報告(③)」というものに、わたしたちの時間は費やされている。
ここで『時間管理のマトリックス』の一つの結論。
それは「時間管理の悩み」を解決するには②「第Ⅱ領域」に注目し、対応するべきだということ。
「第Ⅱ領域」とは「重要度が高く、緊急度が低い」領域のこと。
「第Ⅱ領域」には、こんな要素が含まれる
・問題発生の予防
・人間関係づくり
・新しいことに挑戦すること
・準備や計画
・心身をととのえること
「第Ⅱ領域」にコミットする効果
結論はもう出た(笑)ものの、最後に「第Ⅱ領域」にコミットする効果(理由)を書いておく。
意識をしないと「第Ⅱ領域」は①や③の「後回し」になることが多い。
当然といえば当然だ。
期限があるものを無視するなんてことは、普通はなかなかできない。
ここはどちらかというと、感情ではなく、頭で理解し実践するところだ。
ここで考えてみよう。
もし「第Ⅱ領域」にコミットすることができたとすれば、どんな効果を期待できるだろうか。
たとえば物事に着手するとき「問題発生の予防」や「人間関係づくり」がしっかりできているとする。
すると、そもそも①(「第Ⅰ領域」)のボリュウムが減っていく。
つまり仮にトラブルが発生したとしても、普段から「第Ⅱ領域」に時間を割いていれば「問題発生の予防」により被害は極小化出来る可能性が高いし「良質な人間関係」を基盤とした優秀なチームが組成できているとすれば、リカバリーにかかる時間や工数は減るだろう。
個人レベルでも、心身がととのっていれば、ちょっとやそっとのことではへこたれない。
最後までパフォーマンスを落とすことなく走り切ることができる。
これらが本当の意味で「優先順位」を理解し、整理するということだ。
「第Ⅱ領域」の重要性を理解し、日頃からそのボリュウムを増やせるように工夫をする。
すると、全体が良い方向へ回り始めることが実感できるはず。
ふとした瞬間に気づく。
「何かに追われる」ように過ごしていたはずのあなたが、いつのまにか目的を達成するために時間を管理し、振り分けるように「時間を使える」ようになっている。
これまで多くのタスクをリストで管理するしてきた方は、最初は違和感を感じるかもしれない。
思考や視点の転換を求められるところでもある(本書ではこの視点の転換を「パラダイム・シフト」と読んだりする)
ただし、そこを乗り越えて「本当に大切なことだけにフォーカスする」「最優先事項を優先する」感覚を早いうちに身に着けたい。
ぜひこの『時間管理のマトリックス』への理解を深めてほしい。
実践できれば、あなたにとって必ずプラスになる。
まとめ
時間管理のマトリックス【コツ/鉄則:7つの習慣】
◎「時間管理のマトリックス」とは
『時間管理のマトリックス』では、問題・課題・タスクを物事の「重要度」と「緊急度」の2つの軸で整理をする考えかた。
エッセンスは得意の『7つの習慣』
◎「第Ⅱ領域」とは
「第Ⅱ領域」とは「重要度が高く、緊急度が低い」領域のこと。
◎「第Ⅱ領域」にコミットする効果
ないがしろにしがちな「問題発生の予防」や「人間関係づくり」にしっかり取り組むことで、全体が良い方向へ回り始める。
「第Ⅱ領域」の話。
『7つの習慣』のパンチラインでもある。
あなたにとっての第Ⅱ領域の問題や課題、そしてタスクは何だろうか。
考えてみて、向き合う時間をとってみてほしい。
ではまた。