本記事の内容
時間管理の悩みに効くおすすめ本3選をご紹介。
(1)エッセンシャル思考【思考を変える】
(2)1440分の使い方【具体的なハックを習得する】
(3)速さはすべてを解決する【スピードを底上げする】
今回は時間管理の悩みに対し【思考】【ハック】【スピード】という3つコンセプトで、それぞれにアプローチする本を紹介する。この記事にたどり着いたあなたなら、必ずフィットする本を見つけられるはず。
本記事では書籍の概要に加え「まず読むべき箇所」まで記載する。本当に時間がない方は、そこを読むだけでも十分。結論「この本」の「この章」だけ読めばOK。
サラリーマン経験10年(銀行員6年、金融IT営業4年)の私が、時間管理の悩みに効く本を厳選。私は転職を機に「時間の使い方」を見直した。時間管理に関する本を読み漁り、試行錯誤を重ねた。その中でもとくに実効性を発揮したのがここで紹介する3冊。
この3冊は、そもそもあなたが持つ「時間」のとらえ方を変えてくれる。「時間管理」を起因とする諸問題が発生する頻度が下がり、パフォーマンスが向上していく。私は今では「朝活大好きサラリーマン」となり、充実した毎日を送っている。勢い余って、こんな記事を書くまでになっている。
ぜひ今のあなたにとって重要な「時間管理」のヒントを見つけてほしい。はっきりいって、この本を手にとり「時間を味方につけたあなた」は最強だ。
Contents
時間管理の悩みに効く本3選【しかもこの「章」だけ読めばOK】
(1)エッセンシャル思考【思考を変える】
一冊目はこの本。
コンセプトはまず【思考を変える】
著者:グレック・マキューン
いわずとしれた名著。書いてあることは至ってシンプル。
『エッセンシャル思考』とは、ずばり「より少なく、しかしより良く」を実践することだ。「選択」と「集中」の実践とも表現できる。
本書は大きく4つのパートで構成され、各パートにいくつかの「章」がぶら下がっている。4つのパートはこの通り。
PART1 エッセンシャル思考とは何か
PART2 見極める技術
PART3 捨てる技術
PART4 仕組み化の技術
タイトルの通り、無駄を削ぎ落とされ、各パートは凝縮された内容になっている。全体的な文量も通読しても、さほど時間はかからない。一貫したテーマが貫かれており、どこから読んでも「エッセンシャル思考」の核心といえる部分にふれることができる。
しかし、さらにここで「まず読むべき箇所」を記載しておく。
✓ 第1章 エッセンシャル思考と非エッセンシャル思考 (PART1の章)
✓ 第11章 拒否 ー 断固として上手に断る (PART3の章)
✓ 第19章 集中 ー 「今、何が重要か」を考える (PART4の章)
ここだけ読んでおけば大枠は理解ができる。ただし「エッセンシャル思考」は理解するだけではなく、実践してはじめてその価値が発揮されることは意識しておく。
より少なく、しかしより良く。
本当に重要なことを見定める。
そうすることで質の高い仕事ができる。
「エッセンシャル思考」を実践できれば「時間がない」という状況は発生しにくくなる。なぜならその前提が「あなた自身が選んだ重要なことだけをやる」ということだからだ。
本書は、時間管理の悩みに対し「思考から変える」という視点を与え、そして「シンプルな人生は幸福だ」と教えてくれる。
エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする(2)1440分の使い方【具体的なハックを習得する】
二冊目はこの本。
コンセプトは【具体的なハックを習得する】
著者:ケビン・クルーズ
サブタイトルは『成功者たちの時間管理15の秘訣』
本書には”成功者”と呼ばれる人たちへの取材や調査研究によって明らかになってきた生産性向上の秘訣と、その実践方法が書かれている。この本に書いてあることは「ビジネスパーソンの仕事の仕方の”箸の上げ下げ”」と思っていい。とはいえそれは煩わしいだけものではなく、実践してみるとその効果を実感できるものばかりだ。
本書ではまず「1日が1440分である」ことを認識するところから始まる。あなたの時間がどれだけ貴重であるかを確認させてくれる。正直これだけだと「それはそうか」という感じ。しかしその先には即実践で活用できる「具体的なハック」が紹介される。それも「なぜそうすべきなのか」「なぜ今までの方法がダメなのか」が分かりやすく書いてあるところも評価が高い。
本書は全部で21のチャプターで構成される。
その中でも「まず読むべき箇所」を記載しておく。
✓ 3 ToDorリストをやめる
✓ 13 「一度しか触らない」ルール
✓ 14 朝を変えて、人生を変える
チャプター18以降では成功者(ビリオネア、オリンピック選手、オールAの学生、起業家)と呼ばれる人々、それぞれに学ぶ時間管理の秘訣がまとめられている。こちらも目を通すと時間管理のヒントを見つけられるはずだ。
時間が有限であることを知り、やるべきことの優先順位をつけたら、あとはそのための戦略を立て実行していく。
本書は特に「戦略を立て実行していく」フェーズにおいて有効なノウハウが詰め込まれている。一度に全部ということではなく、今のあなたに合いそうなものを参考にして、仕事に活かしていけばいい。その中でもおすすめが、先程紹介した3つのチャプターにかかれていることだ。
本書は時間管理の悩みに対し「具体的なハックを習得する」という視点を与えてくれる。
早速、明日から本書のノウハウを活用し、時間をハックしていってほしい。
1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣(3)速さはすべてを解決する【スピードを底上げする】
三冊目はこの本。
コンセプトは【スピードを底上げする】
著者:赤羽雄二
サブタイトルは『『ゼロ秒思考』の仕事術』
ここまでの紹介してきた本の内容を理解し、実践したとすれば、それだけで相当の時間効率化が実現出来ているはず。思考を変え、具体的なハックを習得したあなたが、このあとにすべきこと。
それは純粋に「スピードを底上げする」ことだ。
「処理スピード」に焦点を当てる仕上げの段階ととらえてもいい。ここは日々の鍛錬が必要となる部分でもある。そのためのトレーニング方法や、考え方が書かれているのがこの本。
本書はこのように構成される。
第1章 速さは全てを解決する
第2章 スピードを上げるための8つの原則
第3章 思考のスピードを上げる具体的な方法
第4章 スピードと効率を極限まで上げるノウハウ
ここで「まず読むべき章」はズバリ
✓ 第3章 思考のスピードを上げる具体的な方法
この章は本書を象徴する章であり、他の書籍との違いを生み出しているポイントでもある。もちろん本書自体が効率性向上を求めるビジネスパーソンにとって有益であるが、この第3章以外のノウハウは他の書籍にも書いてあったりする。
この章に登場する特徴的な「メモ書き」「仮説思考」「ゼロベース思考」は”スピードを追求する”上で大変有効な手段であり、この実践方法の解説が参考になる。そこまでの文量はないが、この章だけでもかなりのエッセンスが凝縮されている。
特に「メモ書き」は、私も朝活のルーティンで取り組んでいるメニュー。はっきりいってその効果はえげつない。ぜひ実践してほしい。こちらのについては別の記事にもまとめたので、そちらをどうぞ。
仕上げとして「スピードを底上げする」ところまでやれば、時間管理の悩みはいつのまにか消えてなくなっているだろう。
速さは全てを解決する 『ゼロ秒思考』の仕事術まとめ 時間管理の悩みに効く本3選【しかもこの「章」だけ読めばOK】
今回ご紹介した本はこの通り。
(1)エッセンシャル思考【思考を変える】
(2)1440分の使い方【具体的なハックを習得する】
(3)速さはすべてを解決する【スピードを底上げする】
コンセプト毎に今のあなたに必要な本を手にとっていただきたい。読むべき章も紹介したので、ぜひ効率的に読む際の参考にしてほしい。もちろん紹介しきれなかった部分からも、ヒントがたくさん見つけられるはず。
時間を味方につけて豊かな人生を。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ではまた。