「転職しよう」と決めたあなた。
「それにしても何から手をつけたらいいかな」
この記事では、
「転職を決めたら準備すること」をまとめます。
転職は不安。
ただし思考と準備の手順を整理すれば、
「まぁこんなもんか」と、
今日からでも作業を進めていける。
転職活動前に不安を感じていた、
当時のわたしのような方に読んでほしい。
転職を決めたら準備すること【転職の不安を解消】
・期限設定
・自己分析
・職務経歴整理
・情報収集
・エージェント登録
・書類作成
・面接
・内定、退職、引き継ぎ
期限設定
まずは期限設定をする。
”転職活動”にありがちのパターン。
『「いつかしよう」と思っている。
けど結局ズルズル来ていて、
今の会社のままでもいいような気がしてくる』
というパターン。
期限設定をすると、
これを防止できる。
期限設定は”仮”でいいし、
期限が来たら”その時点で状況を振り返る”
という期限設定でも十分。
3ヶ月、半年後、一年後という
”ザックリスケジュール”でもいいので設定する。
”会社員”を続ける以上、
・今の会社に勤務し続ける
・転職する
のいずれかの選択をすることになる。
転職活動は一時的に負担が増える。
「”今の仕事”+”転職活動のタスク”」になるので、
期限や目標の設定がないと進めづらい。
「現状維持でいいかな」という気持ちが湧いてくる。
これに対抗する”仕組み”として、
期限設定はぜひしておこう。
自己分析
自己分析と現在の環境の確認については、
こちらの記事に書いた。
-
仕事「やめたい」と思ったらすること【自己分析と環境の確認】
要約すると、
”自己分析”とは
あなたは、
どんな人間で、
どんな価値観をもち、
何に幸せを感じ、
何をやりたいのか。
端的に答えられるようにすること。
「自分はこうありたい」を明確にする。
その上で”環境の確認”をする。
「自分はこうありたい」に対し、
”今の会社でそれがどれくらい実現できそうなのか”を見極める。
ということ。
そこで見えて来る”ギャップ”こそが、
”あなたが転職をする理由”になる。
「なぜ、転職することにしたのか」
という問を可能な限り深堀りしていく。
カッコつけず、
あなた自身の本音で掘り下げていく。
(この内容をそのまま面接で言うわけではない)
「給料が低い」
「上司と反りがあわない」
「割にあわない」
というようなシンプルな理由からでも、
全く問題ない。
さらに一段二段と掘り下げていく。
そうすると
「自分はこうありたい。だから転職をするべきだ。」
という”価値観”に近いところまでたどり着ける。
早い段階で、
この作業は一度済ませてしまおう。
職務経歴整理
あなたの職務経歴の整理もしておく。
”新卒の就活”と”転職”との大きな違い。
例えば面接の際に聞かれるポイントが、
こんな感じでちがう。
”新卒の就活”では、
学生時代に取り組んだことを聞かれる。
“価値観” “行動力(量)” に重点が置かれる。
“論理構成”が少し雑だとしても、
話が進展する場合が多い。
一方、
”転職活動”では、
社会人になってからの職務の経歴や実績を聞かれる。
“価値観” “行動力(量)”もさることながら、
“実績(数字)”と”論理構成”を、
確認し組み立てておくことが必要。
分かりやすい実績(数字)といえば、
・職務、プロジェクトに従事している期間
・受注・売上の金額や件数
・リーダーの経験があればチームの規模感
・採用されたアイデア 等々
”すらすら出てくる人”もいれば、
「そんな材料、見当たらない、、、」という感想もあるはず。
それでも何の問題もない。
安心して読み進めてほしい。
そこで”論理構成”からアプローチする。
その結果、
”実績”として提示出来るものを、
組み上げることができる。
以下の手順に沿って整理をしていく。
(1)当初存在した状況(問題点)はどのようなものか
(2)あなたが、どのように考えたか
(3)あなたが、どのようにアプローチしたか
(4)結果として状況(問題点)はどのように変化したか
この順番で端的に話せる内容を、
最低3つは用意しておく。
こうすれば職務経験に関する質問で、
しっかりとアピールすることができる。
もう少し書くと、
(1)の視点は、
・あなた自身の状況
・あなたが勤務している会社全体の状況
・あなたが所属している部署、チームの状況
・あなたがサービスを提供する先(”顧客”の場合もあるし、”他の部署”という場合もある)の状況
が考えられる。
(4)は「そのまま”実績”として提示できるもの」になる。
あなたがプローチしたことで、
どんな変化が起きたかを可能な限り”具体性”を持って伝える。
その準備をしておく。
この作業のアウトプットそのものは、
”転職の面接”だけではなく、
急な”スピーチ”や”自己紹介”で活用出来る。
やっておいて損はない。
作業の中で、
今まで見落としていた、
あなたの強みが見えてくる場合もある。
ここは少し気合を入れて取り組む。
情報収集
ここまで”自己分析”と“職務経歴整理”を行ったことで、
不足している情報や、
具体的なアクションプランが見えて来ているはず。
例えば、情報収集をするポイントは下記のようになる。
・あなたの”価値観”に合う企業の情報
・希望する条件に合う企業の情報
・あなたの経験(職務経歴)を活かすための情報
転職活動は働きながら進めることがほとんど。
なるべく効率的に情報収集を進めたい。
手を動かしながら、
必要な情報をインプットしていくというやり方が、
結果として効率化がいい。
転職の情報収集には、
まず”転職エージェントに登録だけしておく”というのがベター。
こちらは次の項目で記載する。
転職エージェント登録(無料)
企業の生の採用情報が見れると言うのはもちろんですが、
「あなたの経歴に対する”転職市場の評価”知ることが出来る」
ということが、もっとも有益なポイント。
仮に転職しないとしても、
「いつでも転職出来る」という選択肢を持っていることは、
プラスに働くこともあるはず。
一般的なエージェントでは、
こちら側が手数料を支払うということはない(無料)。
情報を入手するという意味で上手く活用する。
書類作成
書類作成とはいっても、
記載内容は基本的に”職務経歴”が中心。
提出する書類名はズバリ”職務経歴書”
(新卒就活の場合の”履歴書”にあたる)
先程の手順で整理した内容をアウトプットする。
”論理構成”を意識して、しっかりとアピールしよう。
転職エージェントも職務経歴書の書き方について、
相談に乗ってくれる場合があるので、
上手く活用してブラッシュアップしていく。
転職するにかかわらず、
この作業自体は大変有益な作業。
一度作成してしまえば、
都度微修正して利用できる。
確実に”あなたの資産”になる。
面接
面接についても、
基本的に”職務経歴”が中心に聞かれることになる。
ここも”論理構成”を軸に、
”職務経歴”でアピール出来るように準備する。
転職エージェントで模擬面接までやってくれる場合があるので、
ここも上手く活用する。
内定、退職、引き継ぎ
内定がでたら現在の勤務先に退職の意向を伝え、
手続きを進める。
ここは”意思”を試されるところでもある。
”自己分析”の結果の
「なぜ、転職することにしたのか」の答えを明確にもって、
会話を進めていく。
そこまでいけば後は残すところ引き継ぎ。
あと一息。
可能限り配慮をして、引き継ぎをおこなっていく。
まとめ
転職を決めたら準備すること【転職の不安を解消】
・期限設定
・自己分析
・職務経歴整理
・情報収集
・エージェント登録
・書類作成
・面接
・内定、退職、引き継ぎ
「転職しよう」と決めたあなた。
ここに至るには様々な理由や思いあるはず。
”転職活動”は、
社会人となってからのあなたを振り返る貴重な体験になる。
「新しい環境に身を置こう」
その”決断”と”覚悟”が、
必ずあなたの基礎となって支えてくれる。
応援してます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ではまた。