なぜ転職すべきか。
転職は「身を置く場所を主体的に選択すること」
経験を通して得た気づきを記事にします。
今の場所で働き続けるべきかどうか少し考えてみようという方はぜひ。
なぜ転職すべきか【20代後半、30代前半の転職】
<記事の構成>
・転職は「身を置く場所を主体的に選択すること」
・転職すべき理由【「身を置く場所を主体的に選択すること」が与える影響】
・転職のリスクと違和感
・特に20代後半、30代前半にはこの視点が重要
・アクションプラン
・まとめ【なぜ転職をすべきか(20代後半、30代前半の転職)】
転職は「身を置く場所を主体的に選択すること」
少し思い巡らしてほしい。
・あなたは会社で”働いている”だろうか。”働かされている”だろうか。
・今の場所で働き続ける明確な理由を持って働いているだろうか。
・迷いはあるが踏み切れないので、今の場所で働いているだろうか。
なぜ転職すべきか
転職は「身を置く場所を主体的に選択すること」だと私は考える。
転職はこれまでのキャリアを振り返り、今一度自分の人生に受け身ではなく主体的に関わるきっかけを与えてくれる。
自らが選択・決断をした事実が、目の前で起きていることを自責で受け止める土台となる。だから成長できる。
物理的に環境が変わることも、新しい挑戦をしていることを実感できるというのも利点だ。
よくあるケース(私がそうだった)
新卒で地方銀行に就職を決めた理由
・(地方では)それなりにネームバリューがあった。
・漠然と安定してそうだと思った。
・親が喜んだ。
振り返ってみて当時の私には「自分がどうしたい」が全くないのだ。
新卒の面接では「中小企業の役に立ちたい!」とか「経営者と接して幅のある人間として成長したい!」とか定番のフレーズで受け答えをした。
就活を「そういう学問」と位置づけ、小手先のテクニックを一揃えしたら最終面接まで通った。
この時点で”稼ぐこと”や”ビジネス”に対して興味がなかったというのが本音だ。
促され周囲と足並みを揃えて就職をした典型パターンである。
中にはこういう人もいるかもしれない。
・就活の段階から入念に進めて企業を選定。
・入りたくて入りたくて入った会社はイメージ通り。
・新卒の頃からずっと同じ志、そこで働き続ける理由を持ち続けている。
・現在の待遇にも全く不満がない。
ただそう言う人は少数ではあると思う(超一流起業にはそういう人がたくさん集まっているかも)
もし思い当たることがある方は、この記事をもう少し読み進めてみてほしい。
転職すべき理由【「身を置く場所を主体的に選択すること」が与える影響】
「身を置く場所を主体的に選択すること」が与える影響
・すべては他責ではなく、自責であることを土台にできる。
・学生時代ではなく、社会経験を積んだ自分が決断をした事実を土台にできる。
・自分の武器は何か、どのように稼ぐかを考える状況に自分を追い込む事ができる。
・すべては他責ではなく、自責であることを土台にできる。
今さら他人から言われる事ではないという感じだろうか。
すでにこの実感を持ち、その土台に立って日々過ごしている方は素晴らしい。
「自分がどうしたい」がないまま銀行で働いていた私にとって”転職”はこの実感を持つ良い転機となった。
・学生時代ではなく、社会経験を積んだ自分が決断をした事実を土台にできる。
新卒で入社した会社や今働いている会社。果たしてどれくらいの判断材料を持ってその場所で働くことを決めただろうか。
私は「銀行がどうやって稼いでいる」かすらわからないまま銀行への就職を決めた。要するに何も考えていない学生が決めたという事だ。
もしあなたが現在と同じ経験と情報を持って就職活動をするなら、当時と同じ決断をするだろうか。
きっと今なら同じ決断をするにしても違う決断をするにしても、その選択に対する確信の強さは全く違うはずだ。
・自分の武器は何か、どのように稼ぐかを考える状況に自分を追い込む事ができる。
会社で働いている以上、会社の看板を背負っているという事実がついて回る。
いつの間にか看板を盾にした商売をしている自分に気づくかもしれない。
ではその看板を外した時、自分には何が残るんだろうか。
転職は自分の武器と、どのように稼ぐかを考える機会を与えてくれる。
転職のリスクと違和感
転職について考えたり、調べたりしてくとそのリスクばかりが目についてくる。
特に迷っていてなかなか踏み切れない人はこの認識を持つといい。
・仮に同じ労働条件でも勤める会社が変わるだけで、給料は大きく変わる(働く場所を変えるだけで減りも、増えもする)
・勤める会社、仕事の内容は「自分に合う、合わない」で決めて良い。
労働者にとって仕事が厳しいものであるのは、ある意味全国・世界共通の認識。
その上でリスク(一時的に収入がなくなるかもしれない)をとって別の世界に出ていくのだから、それだけで待遇が変わるのは十分あり得る話。
企業に勤めていて感じる違和感や空気を読むとすれば、
・雇ってくれている会社への恩義はどうなる。
・自己犠牲の精神を持って会社には尽くすべき。
・最低3年、場合によってそれ以上の時間をかけないとものにならない。
というところだろうか。
そのような考えや働き方を否定はしない。そのような社員がいれば会社も潤うし、経営者は大変喜ぶだろう
ただここで肝に命じたいのは、最終的に会社は「自分の人生の責任をとってくれない」と言う事だ。
だからお互い(会社と社員)にその距離感を意識して雇用関係を築く必要を感じる。
あなたのライフスタイルと会社の働き方のギャップを埋めるように交渉をしても良いし、それが許容されないレベルであれば働く場所を変えるのだ。
搾取されるのではなく、自らが提供した価値を会社が購入するのだから関係は対等であるべきだ。
いい意味で会社を利用する。そこに負い目を感じる必要はない。日本人には少し違和感があるかもしれないが。
特に20代後半、30代前半にはこの視点が重要
その先10年をイメージしてみる。
どのような自分の姿を想像するだろうか。
今の会社の10歳年上の上司が参考になるだろう。
そのようになれるか、なりたいか。
30代に入れば、会社でも自ずと責任のある立場についていく。
ともすると、なぜ自分がこの場所に身をおいているのかを考える時間すらないということになるだろう。
この機会にぜひ考えていただければと思う。
その先10年でそのような自分の姿を想像するだろうか。
10年後どこにいてるとしても、今考える価値は十分ある。
特に20代後半、30代前半にはこの視点が重要
私は今32歳。転職をしたのは28歳の時だ。
前職で過ごした6年半もそれなりにボリュウムはあった。
ただ転職後の経験の濃密さや、自分が成長しているという実感は転職前のそれとは比べ物にならない。
自分の決断で環境を変え、手にしたという実感は仕事だけではなく日々の充実感につながっている。
物の見方や基本的な思考回路においても、自分でも変わったと感じるところが多くある程だ。
経験としての転職というプロセス。
その成功体験は、必ずその後の人生に影響を与える。
アクションプラン
ここまで読んでいただきありがとうございます。
アクションプランと言っても、やることはごく一般的でシンプル。
・情報を集める
・自分を客観的に見る
・焦らず進める
・情報を集める
学生時代と比べれば、様々なコネクションを使うことが可能。使えるものはなんでも使う姿勢で良い。私の銀行時代の同期のケースでは、取引先の幹部候補として転職というのもある。
基本通り転職サイトに登録し、自分のスキルの市場価値を把握するのも有効。どの程度引き合いがあるかがわかれば条件交渉や、不足しているスキルが何かの気づきを得ることができる。今あるスキルを生かす方向でいくか、全く新しいことにチャレンジするのかを見定める材料とする。
・自分を客観的に見る
自分が何をしてきたことを振り返る作業。就活の際の「自己分析」に近い。
転職が少し違うのが、ビジネスの実績を論理的に相手(転職先)に伝える必要があることだ。
もしあれば「これです」と見せることができるものがあれば一番良い。
今携わっているビジネスの対局を捉え、自分の役割がなんであるかを整理して伝える。
・焦らず進める
ここで大切にしたいのは”焦らず進める”ということだ。
「情報を集める」「自分を客観的に見る」作業は妥協なく進める。
その上で条件やタイミングが合うものが出てくるはずなので、そこで「選択」をするのだ。
そこは「巡り合わせ」もあると考える。
エージェントは制約件数を伸ばしたいので働きかけをしてくる。そこはうまく活用して付き合ってほしい。
転職は「身を置く場所を主体的に選択すること」
ここを忘れずに自分と向き合っていただきたい。
まとめ【なぜ転職をすべきか(20代後半、30代前半の転職)】
・転職は「身を置く場所を主体的に選択すること」
・転職すべき理由【「身を置く場所を主体的に選択すること」が与える影響】
−すべては他責ではなく、自責であることを土台にできる。
−学生時代ではなく、社会経験を積んだ自分が決断をした事実を土台にできる。
−自分の武器は何か、どのように稼ぐかを考える状況に自分を追い込む事ができる。
・転職のリスクと違和感
−仮に同じ労働条件でも勤める会社が変わるだけで、給料は大きく変わる(働く場所を変えるだけで減りも、増えもする)
−勤める会社、仕事の内容は「自分に合う、合わない」で決めて良い。
・特に20代後半、30代前半にはこの視点が重要
・アクションプラン
−情報を集める
−自分を客観的に見る
−焦らず進める
以上です。
お読みいただき大変ありがとうございます。
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ではまた。