・・・少しやる気になってきたな。今日は「豆の挽き方」の話。
では結論だ。
コーヒー豆は「中挽き」にしてくれ。
「中挽き」にしておけば、とりあえず大丈夫だ。
今日覚えてほしいのは、以上。これだけだ。
粗挽き?細挽き?まだまだお前には早いぞ。弟よ。
まずは「中挽き」の豆で安定した味が出せるように、日々こころをこめてコーヒーを淹れてくれ。
向き合う時間が大切だ。
Contents
粗挽き?細挽き?豆の挽き方【コーヒーの基本】
本記事の内容
◎まずは「中挽き」にしておけばOK
◎「挽き方」で何が変わるのか
◎「中挽き」にする理由
◎まとめ
まずは「中挽き」にしておけばOK
ちょっとだけ「本格的」に、ハンドドリップでコーヒーを飲みたいと思ったのなら、コーヒーショップに出かけてみてほしい。
最初はよーわからんので「そのお店のおすすめ」もしくは「苦味と酸味のバランスタイプ」の豆を購入するといい。
初めていくお店であれば、大抵そのお店のおすすめの「ブレンド豆」がおいてある。それを買えばいい。
そのうち、そのおすすめの「ブレンド豆」のコーヒーを飲むと、そのお店の味のイメージができるようになる。
とりあえず100gまたは200gで購入する。
(一回で淹れるコーヒを300mlとすると豆は20gなので、200gで10回程度の換算ね)
豆を指定をすると、次に店員さんから「ご自宅用ですね。挽き方はどうしますか?」とか聞かれるはず。
ここでテンパるのが一番カッコわるい。
少し考えるフリをしてからでも良いので「中挽きでお願いします」(キリッ)と店員さんに伝える。
豆を購入する時に気にすることは以上だ。
もう少しだけいうと「挽かなくていいです」「そのまま(挽かずに)ください」というと『わたしは家でコーヒーを飲む直前に豆を挽くくらいこだわっているのですよ』(ドヤァ)という感じに仕上がる。
実はここは「豆の鮮度」の考え方に通じるところだが、そこはまた別の記事で紹介する。
とりあえずは「中挽きでお願いします」(キリッ)の練習を鏡の中でしたら、今すぐKALDIへGOだ。
「挽き方」で何が変わるのか
「挽き方」で何か変わるのか。
簡単にいえば「コーヒーの濃さが変わる」
つまるところコーヒーは「挽いたコーヒー豆から、お湯で成分を抽出する飲み物」
どれくらいの「細かさ/粗さ」に挽くかで、抽出時にお湯が豆にふれる「面積」が変わる。
関係性でいうと「細かく挽けば挽くほど、コーヒー豆にふれるお湯の面積は大きくなる」
「荒く挽く」その逆の状態になる。比較的に「コーヒー豆にふれるお湯の面積は小さくなる」
この違いが「お湯がどのくらいコーヒー豆に浸透するか」につながり「どのくらい、どんな成分が抽出されるか」が決まる。
「濃度感を出したい」ときには、いつもより少す細かく豆を挽く。
その逆なら、粗めに挽く。
このように味のコントロールをしていく。
自宅にコーヒーグランダー(豆を挽く道具)があれば、微調整しながら豆を挽くことも可能だ。グラインダーがない場合はとりあえずお店で「中挽き」にしてもらえばいい。
最悪「中挽き」にしておけば困るということはないはず。
よっぽど「エスプレッソを飲みたい」とかでない限りは「中挽き」でたいがい対応可能だ。
ちなみに「エスプレッソ用」であれば「細挽き」もしくは「極細挽き」にしてもらう。
マネキッタ(直火式のエスプレッソマシン)であれば「細引き」
エスプレッソマシンであれば「極細挽き」が適しているといわれる。
用途に合わせて店員さんに相談をして購入しよう。
「中挽き」にする理由
「中挽き」にする理由は3つある。
・濃度感をコントロールしやすい
・過抽出の防止
・ドリップスキルの体得
濃度感をコントロールしやすい
とりあえず「中挽き」にしておけば、ドリップ次第で「濃度感を高くすることも低く出すこと」もできる。
ドリップの段階で濃度感に関わるのは「温度」と「抽出の時間」と「お湯を注ぐスピード」だ。
豆を「中挽き」にしておけば、これらの変数を考慮し、安定した味を出せるようになってくる。
こちらは別の記事でも簡単にまとめているので、お時間があればこれで復習してくれ。
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hack「時間」と「重力」と向き合う【コーヒーを趣味に】
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過抽出の防止
初心者の失敗で一番多い「過抽出」を防止できる。
「過抽出」の原因の一つに「コーヒー豆が細かすぎる」というのがある。
「中挽き」を意識すれば、その点で失敗する確率をさげることができる。
ドリップスキルの体得
「中挽き」で、適正なスピードで抽出できるスキルを体得しよう。これは応用が効くスキルだ。
まずは「中挽き」で安定した味を出せるように練習を重ねる。そのあとは、変化をつけながら都度イメージした味を出すことができるように試行錯誤をするのみだ。
そうすればいつの間にか「ドリップスキル」も上がっているはずだ。
以上の理由からまずはコーヒーの基本として「中挽き」を極めよう。
都度豆の細かさの微調整をしながら、理想の味に近づけていってほしい。
まとめ
◎まずは「中挽き」にしておけばOK
・KALDIで「中挽きでおねがいします」とスムーズに言えればgood!
◎「挽き方」で何が変わるのか
・お湯が触れるコーヒー豆の表面積が変わり、抽出される成分がかわる。つまるところ味が変わる。
◎「中挽き」にする理由
・濃度感をコントロールしやすい
・過抽出の防止
・ドリップスキルの体得
今日から意識して、コーヒーと向き合ってみてほしい。
とりあえず、まよわず「中挽き」だ。
変化球は後で覚えればいい。
まずはど真ん中にストレートを投げ込む練習だ。
ではまた。