「おいしいコーヒーを飲みたい」といっているが、これほど難しい問題はなかなかない。
言ってしまうと
「おいしいコーヒーを飲みたい」は
「幸せになりたい」というのと変わらないくらいつかみどころがない。
なぜなら
「あなたにとって美味しいコーヒー」も
「あなたにとって幸せな状態」も
その答えは「あなたの中にしかない」からだ。
これ以上この「禅問答」をつづけると、お湯が湧いてしまうので、ここでやめとく。
じゃあ「どうやって、あなたにとっておいしいコーヒーをみつけるか」
それはかんたんな「ものさし」を用意することだ。
この「ものさし」をもとに探っていく。
ぜひ「あなたにとっての最高の一杯」を見つける手がかりにしてほしい。
Contents
シンプルに分類【コーヒーの味の種類】
本記事の内容
◎コーヒーは「苦い」か「酸っぱい」か
◎「濃度感」というものさし
◎「キレ」「スッキリ」「コク」「まろやか」
◎まとめ
コーヒーは「苦い」か「酸っぱい」か
コーヒーは不思議な飲み物でもある。
本来であれば人が「本能的に避ける苦味と酸味」を楽しむという側面があるからだ。
つまるところ、
コーヒーは「苦い」か「酸っぱい」かの世界。
「苦いかしょっぱいかのさんま」みたいなもんだ(適当)
まずは「苦い」か「酸っぱい」かでざっくり分ける。
もちろん”独特の香り”や”味のバランスによる旨味”も関係するが、それを気にするのは10年早い。
ごめん言い過ぎた。わたしもコーヒーにハマってまだ数ヶ月だ。
とにかくまずはシンプルにとらえる。
これが大事。
「濃度感」というものさし
「濃度感」というと「カッコいい」
つまりは「濃い」か「薄い」かの世界。
これでざっくり分ける。
「ガツンとした後味」
「さっぱりとした後味」
どちらがお好みでしょうか?
というものさし。
同じコーヒー豆でも「濃度感」をコントロールすることで、味の印象は大きく変わってくる。
「キレ」「スッキリ」「コク」「まろやか」
ここまで出てきた2つのものさし
・「苦い」か「酸っぱい」か
・「濃い」か「薄い」か
これを組み合わせ「味」をこのように分類する↓
この味の4分類は一般にこのように定義される。
「キレ」
濃度(高)+酸味
ガツンとした酸味が「キレ」のある後口を演出
「コク」
濃度(高)+苦味
ガツンとした苦味が凝縮された「コク」を感じさせる
「スッキリ」
濃度(低)+酸味
さわやかな酸味と「スッキリ」とした清涼感
「まろやか」
濃度(低)+苦味
ほのかな苦味が「まろやかさ」を感じさせる
コーヒーを飲むとき、この図を思い浮かべなら飲んでみる。
すると
「もうすこし酸味が強くてもいいかな」
「もうもう少しガツンとくる濃い方が良いかな」
という感じで、あなたの好みの味を探ることができる。
また別の記事でも解説するが「豆の焙煎の具合(深煎り/浅煎り)」が味に大きく影響することも覚えておいてくれ。
これまた「ザクッ」とだが
深煎りの豆 → 苦味系の味
浅煎りの豆 → 酸味系の味
理想の味を探す際のポイントになるはずだ。
最後に一般的な味の分類でコーヒー産地の種類を書いておく。
次に豆を選ぶ際の参考にしてみてほしい。
キレ・スッキリ系・・・中米(パナマ、グアテマラなど)
キレ系・・・アフリカ(ケニア、エチオピアなど)
コク系・・・東南アジア(インドネシア、ベトナムなど)
バランス系・・・南米(ブラジル、コロンビアなど)
まとめ
シンプルに分類【コーヒーの味の種類】
◎コーヒーは「苦い」か「酸っぱい」か
・さんまと同じだ。シンプルに捉える。
◎「濃度感」というものさし
・「ガツンとした後味」「さっぱりとした後味」どっちが好み?
◎「キレ」「スッキリ」「コク」「まろやか」
・このものさしで、好きな味を選んでいけばOK
あなたが「最高においしい一杯」に一日でもたどり着けることを願っている。
ではまた。