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サウナのマナー【初心者向けというか全人類向け】

2021年9月8日

弟君
「サウナ」ってなんかちょっとハードルが高い気がする。「サウナー」とか呼ばれてる人ってなんか怖い人多いの?なんかいきなり怒られたりしそう。。。「サウナのマナー」とか「ルール」とかあったら教えて。

・・・「サウナのマナー」というと、確かにハードルが上がる気がするな。まあでも、一度この記事を読めば、なにも案ずることはない。いってしまうと、どれも「当たり前のこと」だ。大切なのは「他者に対する思いやりの心」これを持っていれば、何も心配することはない。

いつもどおり結論。

・大切なのは「他者に対する思いやりの心」

・マナーと言ってもどれも「当たり前」のこと

・いくつかのポイントだけおされば、自分も他者も、しっかり気持ちよく「ととのう」ことができる。

わたしは「サウナ・スパ健康アドバイザー(厚生労働省後援)」として「サウナ」の素晴らしさを伝えている。

週に数回「サウナ」と「水風呂」で「ととのう」のが習慣。

とはいえ、わたしはいわゆる「サウナブーム」に乗っかって、サウナをたしなみ始めた「にわか」

先日「サウナブーム」をネットで調べていたら、

『昔からサウナに通っている人にしたら、「サウナブーム」はどちらかというと迷惑。マナーが悪い人もいて、結果として満足度がさがる』

・・・というような記事やコメントを見かけた。

一方で『自称サウナー的存在の人が、謎の常識でマウントをとって来た!!!!』的なことも起きているらしい(まあ、もしこの手のことに遭遇しても基本無視でいい)

ただ、どうやらマナーを知らない一部の利用者が増えて、満足度が下がるということは実際におきているようだ。

せっかくなら、自分も他者も、気持ちよくすごしたい。

あまりむずかしく考えず、記事をよんだら、早速サウナに出かけよう。

しっかり、ととのっていただけると幸い。

サウナのマナー【初心者向けというか全人類向け】

本記事の内容

◎「他者に対する思いやりの心」

◎サウナ室へ行く前のマナー

◎サウナ室でのマナー

◎水風呂に入る時のマナー

◎外気浴でのマナー

◎まとめ

他者に対する思いやりの心

まず一番大切なのは「他者に対するおもいやりの心」だ。

これは「プロサウナー」も「サウナ初心者」も「にわかサウナー」も関係がない。

「全人類」に共通していえることだ。

何やら、こむずかしそうな話になってきたが、話は超絶シンプルだ。

「サウナ」や「銭湯」では限られた空間をあなた以外の他者と共有することになる。

お互いが「気持ちよく」過ごせるよう心がけよう。

とはいえ「一般的なサウナのマナー」を知っておくと「どのようなことが周囲の人が不快に思うだろうか」と考えやすい。

ポイントを絞って書くので、ぜひ参考にしてほしい。

ただ最初に書いたように、一番大切なのは「他者に対するおもいやりの心」

逆にいうと「ここに書いてあるポイントだけやっていればいい」というわけでもない。

いつでも「おもいやりの心」を忘れないようにしたい(なんか熱くなってきた。サウナだけにな!)

サウナ室へ行く前のマナー

洗髪と洗体

正直、これをぶっとばす人はいないと思う。

もし、これをぶっとばしている人がいるとししても、大丈夫。

過去は変えられないけど、未来は変えられる(なにこれ)

過ぎてしまったことはしょうがない(めちゃめちゃいう!!!!)

今後はしっかり体と髪を洗うのだ。

そしてしっかり「ととのう」のだ。

基本的な考え方は、銭湯でもよく言われる「湯船に入る前にまず体をしっかり洗う」のと同じ。

「サウナ室」をきれいに保つという意味で、しっかり洗うように。

そもそもサウナ室には「おじさん」がいっぱいいる。

それも「きたないおじさん」がいっぱいいると想像したら・・・それは「この世の終わり」だ。

自分を含め「きれいなおじさん」になることが最低条件だ(なんだこれ)

サウナー用語では「清める」といったりもする。

あと洗髪と洗体には、マナー以外の目的もある。

体の表面の汚れや皮脂を落とすことで「体の表面をおおうフタ」が、はがれる。

つまり、体がスムーズに汗をかきやすい状態になる。

いい汗を流すためにも、しっかり洗おう。

体についた水滴をしっかり拭き取る

「清め」が終わったら、いよいよサウナ室に向かう。

その前にやるべきことがあと一つある。

それは、絞ったタオルで体についた水滴をしっかり拭き取ること。

もちろん、まずは「必要以上にサウナ室で水滴を落とさないという周囲への配慮」がある。

ただそれ以上に、水滴をしっかり拭き取ることには、サウナ室で効果的に体を温めやすくする意味がある。

ビチョビチョのまま入るとサウナの熱が、水滴を蒸発させるのに使われてしまう。

これは同時に「体を冷やす効果(気化熱という)」もあるため、せっかくサウナにはいっているのに、その効果が下がることになる。

覚えておくといい。

『ビチョビチョのおじさんは温まるまで時間がかかる』(別におじさんにかぎらないな!)

あと、体を拭いてからサウナ室に入ると「どれだけ汗が出ているか」もわかるので、サウナの効果をはかる一つの判断材料になる。

サウナ室でのマナー

ドアの開け閉めは「静かに」「小さく」

サウナ室は常に人が出入りする。

ドアの開け閉めと人の出入りで、サウナ室の温度がかなり下がることは理解しておく。

ドアの開け閉めは「静かに」「小さく」スムーズにする。

他の利用者がいるので、必要以上の音を立てないように気をつける。ライク・ア・ニンジャ

シンプルな気づかい。

よくある銭湯のサウナなど、比較的に狭いところでは数秒ドアを開けっ放しにしただけで、サウナ室全体の温度が下がってしまう。

出入りの際には「しっかりドアを閉める」「ドアがしまったか確認する」ことも忘れずに。

タオルをしぼらない

サウナ室で「自分の汗がしみこんだタオルを自慢気に絞っている人」がいたりする。

これはシンプルに気持ちがわるい。

わたしは男用のサウナに入ることが多い(あたりまえだ!)

それも周囲はだいたいおじさんだ(そりゃそうだ!)

「おじさんの汗」というのは、それだけで取り扱い注意だ。

そのことを認識した上で、みんなで気持ちよく利用できるようにしていこう。

「からだをこすって汗を飛ばしているおじさん」も見かけるが、これも気持ちがわるいのでやめてくれ。

おじさん同士協力して、気持ちいい空間を作ろう。

大声での会話は控える

ここでフィンランドに伝わるサウナのことわざを書いておく。

『 サウナにいる時は教会の中でのように静かにせよ』

ある意味、このことわざにすべて詰まっている。

こころを”鎮めて”しっかり自分と向き合う時間にしよう。

水風呂に入る時のマナー

汗をながしてから入る

ここまで読んで頂いたあなたなら、もう書く必要もないかと思っている。

水風呂に入る前には「汗をながしてから入る」

わたしは水風呂の脇で、桶を浸かって汗を流すことが多い。

その他にもシャワーで流したり、温かい湯船のお湯で汗を流し、水風呂に入るスタイルもある。

汗だくのまま水風呂に入ることは「汗流しカット」と呼ばれ、サウナ界では”重大なマナー違反”の一つとされている。

先客がいる場合なるべる「そっと」

そもそも「水風呂」は心臓に負担をかけないようにという意味でも「そっと」入るというのが推奨される。

(一気にズボンといくスタイルもあるが、周囲への配慮を忘れずに)

それと、先客がいる場合は特になるべる「そっと」入るように心がける。

その理由を理解するには「羽衣(サウナ用語の一つ)」という現象を頭にいれておく。

「羽衣(はごろも)」とは・・・

サウナで体を温めたあと、水風呂に浸かるとはじめは冷たさを感じる。

それが「じっと」して数十秒立つと、体温で温められた水の膜が体を包む状態になる。

これを「羽衣」もしくは「温度の羽衣」と呼ぶ。

この「羽衣」は、ただの水の膜。

つまり、すごく繊細だ。

少しの波、水の動きで「羽衣」はこわれてしまう。

先客が水風呂で「羽衣」状態を楽しんでいる場合、特に注意をしたい。

極力「そっと」入ることを心がける。

先客がいる場合は、小さい声で「失礼しまs...」と言ったりもする(笑)

場合によっては、水風呂に入るタイミング自体をずらしすことも検討する。

例えばサウナ室にいる時点から「(今、サウナ室から人が出たから、あと1〜2分ぐらい待ってから出ることにしよう)」なんてことを考えていたりする。

こんな感じで「ととのう」

あとちなみに「水風呂に頭まで潜っていいか」は、その施設のルールにもよるので、事前に確認して楽しんで。

外気浴でのマナー

イスにかけ湯をする

「サウナ」と「水風呂」をへて、いよいよ「外気浴」

「外気浴」はメインディッシュとも言われることもある。

ここまでくれば、まさか「大声で話をする」人はいないはず。

存分に「ディープリラックス効果」や、その「トリップ感」を堪能してほしい。

スペースやイス(例の白い椅子は『ととのいのイス』と呼ばれる)の数が限られているので、それこそ譲り合いの心を持って。

しっかり「ととのう」時間を堪能したあと、使用後はイスにかけ湯をしよう。

お互い気持ちよく利用できるように配慮しよう。

まとめ

サウナのマナー【初心者向けというか全人類向け】

◎「他者に対する思いやりの心」

これは「プロサウナー」も「サウナ初心者」も「にわかサウナー」も関係がない。

「全人類」に共通していえることだ。

◎サウナ室へ行く前のマナー

・洗髪と洗体

・体についた水滴をしっかり拭き取る

◎サウナ室でのマナー

・ドアの開け閉めは「静かに」「小さく」

・タオルをしぼらない

◎水風呂に入る時のマナー

・汗をながしてから入る

・先客がいる場合なるべる「そっと」

◎外気浴でのマナー

・イスにかけ湯をする

紹介したマナーや他者への配慮は、結果として、お互いが気持ちのよい空間づくりにつながる。

とはいえ、どれもいってみると「当たり前」のことばかりなので、むずかしく考えすぎることはない。

最高に「ととのう」ために「思いやりの心」を大切にしよう。

こうやって、おじさん同士(最近はそうでもなくなって来てるね!)が協力して最高の空間を作っていく。

これが「サウナ」のだいご味のひとつ(←本当か!)

これが「全人類」に広がっていけば、世界は少しずつだけど、平和になっていく。

一人ひとりできることから始めよう。

そうだ「サウナ」が「世界平和につながっている」(←ついに、何言い始めた?)

「プロサウナー」も「サウナ初心者」も「にわかサウナー」も。

「おじさん」も「notおじさん」も。

ピース。

ではまた。

-sauna

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