日記

ホルスタインマスター 20240602

ナバブロと申します。

日曜日の昼。今日も素晴らしい一日。

ホルスタインマスター

日曜日の昼

移動を開始したのが金曜日。

札幌→帯広を高速バス移動。

帯広で本別(帯広から車で1時間程度の場所)の友人と落ち合い、

その友人の家で一泊。

翌日土曜日は、早朝からその友人の農場の手伝いをして、

夕方に北見へ移動。

いとこ夫妻と食事をして、

最近のあれこれの近況報告をした。

今は北見→札幌を高速バスで移動中。

相変わらず快適。

(高速バス移動とはいっても、事故の影響で今回の旅程はほとんど下道移動になるらしい。なんそれ。全く問題ないけど)

日曜日の昼

世界観変わるくらいの半日

土曜日の早朝から昼過ぎまで、

酪農を営む友人の手伝いをさせてもらった。

この体験が、まー本当に良かった。

最近ではカンボジアにいったこともいい刺激ではあったけれど、

ひょんなことで得たこの酪農体験という機会も、

控え目にいってそれ以上に強烈な体験だった。

世界観変わるくらいの半日だった。

「つなぎ」と「長靴」

酪農体験の前日の夜、帯広で友人と落ち合いあれやこれやと会話をした。

会話の流れで「ぜひ牧場を見てみたい」という私のリクエストに、

友人は快く「オッケーです!では朝5時に出かけましょう」ということで話は進んだ。

当日の朝、4時半にベットから這い出して、

簡単に身支度を済ませ彼の車で牧場に向かう。

牧場につくと、

すでに友人のお母さんと奥さんは、

牛舎で何やら仕事をしている。

正直わたしは

「(ちょっと生の牛を見てキャッキャキャッキャしたい)」くらいの気持ちだったが、

そんなわたしに、友人は「つなぎ」と「長靴」を手渡してくる。

「(まぁ見学とはいえ、こんのくらいしたほうがいいのかな)」ってことで着替えて牛舎に向かう。

このときは完全に「観光気分」で、

これからどんなことが起きるのかなんて想像もしなかった。

ながーーーい半日間

牛舎ではざっと60 〜70頭くらい(だろうか…)のホルスタインがわたしを待っていた。

牛舎中央の通路をはさみ、

柵から首を出した牛が向き合う格好で、

500キロ以上にもなる巨体もそこかしこに。

そもそも牛はやさしい性格なんだろうが、

わたしがその時感じたことは「(こ…怖い…かも)」ってこと。

そこから数日間にも感じる、

ながーーーい半日が始まる。

相手は「機械」ではなく生きている「牛」

わたしが手伝わせてもらったことはざっとこんな感じ。

・牛舎の掃除

・餌やり

・寝床用のわら入れ

・搾乳

・牛を妊娠させるための準備…

半日でもこれだけのことを体験させていただいた。

当然、それぞれの項目にさらに数段の手順があり、

決して単純作業とはいえない複雑さがある。

それに相手は「機械」ではなく生きている「牛」なので、

予想外のことにも対応する、そんな心の準備も必要。

常に掃除と並行して作業を進めるものの、

いつどこからあの巨体の排泄物が飛んで来るか予想できないような状況で、

作業は進んでいく。

カンボジアで、

わたしはそれなりの環境に対応できる(日本のような常に清潔な環境でなくても生きていける)と気づいたこと、その自信は功を奏したのか、

ビクビクしながらも、なんとか作業を続けることができた。

正直あまりこういう環境が得意ではない方だと、

牛舎に入るのも難しいかなぁ…と感じる環境だった。

ホルスタインマスター

んで「搾乳」を手伝わせてもらった。

この友人の牛舎では、天井にレールがついていている。そのレールに搾乳機を取り付け、レールに沿って搾乳機を移動させながら乳を絞るスタイル。

一回の搾乳で一頭の牛から30L程度の牛乳が採れる。

わたしは友人の奥さんに続いた。

いろいろ話を聴きアドバイスを受けながら、

手伝いになってるのか、

仕事の邪魔をしているだけなのか、

よくわからんことを牛にビビリながらも進めるw

搾乳の際には、

牛の横にしゃがみこんで、

お乳をきれいに拭いたり、

少し手で乳を絞ったりした後で、

搾乳機を取り付ける。

牛と牛の間に自分が入ることになるんだけれど、

これも初心者のわたしには相当スリリング。

なまら腰がひけているのが自分でもわかる。

「酪農体験!みんなで乳搾りをしてみよう!」的な企画は、これまでもあったと思うけれど、なんか…全然違った。なんだろこれ。

これまでは何か本当に大切な部分を見落としていた気さえしてくる。

一頭に搾乳機を取り付けるにも悪戦苦闘。

これでなんとか一頭…気が遠くなる。

しかもこの牛舎では一連の全頭の搾乳を、

毎日、朝夕の二回やるというのだ...

「(もう絶対牛乳残しません。)」

かたや友人の奥さんはサクサクサクサク(←乳搾りの表現としては合ってるのか?)搾乳作業を進めている。

特に印象的だったのは、常に牛に対して優しい言葉をかけていること。

「おまたせ」とか「ごめんねぇ」とか、

なんなら普通に会話をする勢いだ。

聞けばこの奥さんは、結婚するまでは看護師をしていたとのこと。わたしの友人と結婚し、そこでこの道(酪農)に入った。

いろいろ話を聞いたけれど「すっすげぇ…」という言葉しか出ない。

側から見る彼女は自分よりも何倍も身体の大きい牛を、いとも簡単に手懐ける「ホルスタインマスター」って感じ。

本当に数年前まで酪農未経験だったとは思えない。

彼女の支援のお陰で、

わたしは牛に踏み潰されて死なずにすんだ。

なーまら怖かった

(なまら長文やなーまだまだ書きたいことあるけれど、考えていることとかはまた後日にしよかなー)

あと「牛を妊娠させるための準備」をした話。

これは半日手伝いをした最後の方の工程。

なんとなく「(牛さん優しいし、仲良くなれるかも…)」って思い始めた矢先。

「牛を妊娠させるための準備」っていうのが、つまりは牛の子宮を広げるための器具を挿入する(!!!!!!??)作業。想像しても牛さんの立場からすれば、消して気持ちの良いものではない。

友人に「ちょっと牛をおさえててくれますか」って言われる。

「(牛をおさえるってどうゆうこと?)」ってことは思ったけど、考えても仕方のないことというのがなんとなくわかったので、見様見真似でやってみる。

ちなみに、牛をおさえる時のコツ(有益)は、

・牛の横に立ち、自分の頭を牛の後ろ足の根元にしっかりあてて、踏ん張ること

以上

んでもって「吹き飛ばされたり、自分の足を牛に踏まれたりしないように気をつけてくださいね〜w」って、軽く言われる。

「(……っめっちゃめちゃこわいやん!www)」

そこから数頭の牛をおさえた。

当然のことのように牛は暴れるし、

私の身体は牛と牛の間に挟まれている状態だし、

牛の体温や吐息を肌で感じて、

なーまら怖かった。

作業が終了してから、

友人は「怖かった???www」とか言いながら、

以前に友人自身が牛に蹴飛ばされたり、

突進されたりして自分が病院送りになったエピソードとかを聞かせてくれたけど、

結局、なーまら怖かったという話。

「(やっぱり、結構、それなりに危険ってことなんやろ!www)」

移動の前にシャワーを浴びたけれど、

しっかりわたしの頭から牛さんの香りがした(BBQの後の感じで)

感謝して牛乳を飲もう

一旦、今日はこんな感じ。

とにかく心に決めたのは、

これから本当に「感謝して牛乳を飲もう」ということ。

食育とか、

普段いただいている命であるとか、

よくテーマに上がることではある。

けれど、実際に自分が体験してみないとわからないことがある。

この記事ですら、

結局はわたしの体験でしかないわけで、

読んでくれているあなたにとっては「他人から聞いた話」には違いない。

突拍子もないことをする必要はない。

まずは自分の身近なところから、

世界の見え方が少しだけ変わる体験に向かって、

行動してみるのがいいのかな。

現場からは以上です。

読んでいただきありがとうございます。

ピース。

世界平和。

ではまた。

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