…そういえば…今朝はコーヒーを飲んでないかも…
・・・体調が悪ければ、基本病院へ行ってくれ。専門家に相談だ。ただ、話を聞いているとそれはもしかすると「カフェインの離脱症状」というやつかも。体験談から書いておく。それにしても、お医者さんに相談するのがベター。
今回の記事の内容はこのとおり
・カフェイン離脱症状体験談
・頭痛が起きる仕組み
・コーヒーとの付き合い方
わたしの実体験から話をする。
「カフェインの離脱症状」は、話には聞いたことがあったものの、いざなってみると原因特定まで時間がかかった。
もしあなたが「毎日、習慣としてコーヒーを飲んでいる」なら、ぜひこの記事を読んでほしい。
そうしておけば、仮にわたしと同じ同じ状況になっても、落ち着いて対応できるはず。
Contents
カフェイン離脱症状の体験談【コーヒー中毒予防】
本記事の内容
◎カフェイン離脱症状の体験談
◎頭痛が起きる仕組み
◎コーヒーとの付き合い方
カフェイン離脱症状の体験談
その日は火曜日だった。
月曜日が祝日でお休みだったため、三連休明けの出勤日。
連休は普段どおり過ごした。
田舎に写真を撮りに行ったりもした。コーヒーを飲みながらの長距離ドライブだった。
それでも連休明けに「疲れが残っている」という実感は特になく、いつもどおりの時間に出勤した。
8時半が始業時間。いつもどおり仕事を進める。
朝のデスクワークをこなし、午前中に1件、商談をした。
その商談からデスクに戻ってきたころ、自分の体に起きている異変に気づいた。
脈拍に合わせて、頭全体が締め付けられるような感覚。
気づいた時点で、まぁまぁの「頭痛」の症状。
時間が経過しても、良くなる様子はない。
というか、時間の経過とともに「頭痛」は、ひどくなっている感覚。
「どうしたもんか」
とりあえず、近くにあった体温計で体温を計る。
幸いといえるのか。体温はいつもと同じ。「平熱だ」
午前中デスクで残りの仕事をさばく。
「頭痛」はよくなる気配はない。いよいよ「寒気」も感じてきた。
ごまかしごまかし、なんとか午前中の仕事を終えた。
食欲は、ないわけではない。ただ「温かいもの」が食べたかった。
社員食堂で薄味の「昔風ラーメン」を”すすり”ながら考える。
「(しっかり休みはとっていたし、かぜをひいたということだろうか)」
「(ただ、発熱もないし。午後の仕事を考えると、帰るわけにもいかないな)」
なんてことを考えながら、箸を進めていた。
そうしているうちに、ふと「(そういえば昨日の昼以降、コーヒーを口にしていないな)」と思い当たった。
”カフェインの離脱症状”の話は、以前に耳にしたことはあった。
「まさかなぁ」と思いながら、食事を済ませたあと、自動販売機で缶コーヒーを買った。
休憩スペースのイスに座り、コーヒーを口に含む。
一口、二口と飲み進める。
久しぶり(?)のコーヒーは、いつもより、美味しく感じた。
そのまま10分くらい、目を閉じて、うたた寝した。
覚醒すると「まじかよ…」と思った。
ほんの10分前まで続いていた頭痛が止まり、むしろ「シャッキリ」して、午後の仕事もバリバリ行けそうだ。
つまり、この瞬間に「カフェイン(コーヒー)依存症」が確定した。
「頭痛からの開放感」と「カフェイン依存症認定」というニュースを同時に手にして、複雑な心境ではあった。
とりあえず、原因が特定できたことは良かった。
そして、午後もコーヒー片手に仕事をした。
この記事も、今朝、淹れたガテマラを飲みながら書いてる。
調べて見ると、どうやらこの「頭痛」は一般的な「カフェインの離脱症状」
もし原因不明の頭痛の症状がでら、その正体は「カフェインの離脱症状」かも、ということで日頃から気をつけたいところ。
頭痛が起きる仕組み
あなたが日常的にカフェインの継続的(もしくは過剰)な摂取をしている場合。
たとえば「習慣的にコーヒーを飲むような生活スタイル」が該当する。
わたしの場合は、完全にこれに該当する。
朝のルーティンで、まず朝飲むためにコーヒーを淹れる。
そして、会社で飲むコーヒーを用意して携えて会社に行く。
(離脱症状が出た日は、たまたま、これをしていなかった)
カフェイン摂取を中断した場合「カフェインの離脱症状」として「頭痛」が引き起こされることがある。
いわゆるカフェインの「禁断症状」
「頭痛」が起きる仕組みを理解するには、まずカフェイン摂取がもたらす作用を知っておく。
カフェインには「脳周辺の血管を収縮させる作用」がある。
もしあなたが日常的にカフェインを摂取すると、脳周辺の血管は「収縮した状態に慣れる」ことになる。
そこで、カフェインの摂取が中断され、作用が切れると「脳周辺の血管が一気に拡張する」
この刺激が、痛みとして感知されるために「頭痛」が起きるといわれる。
仕組みはシンプル。
この仕組みを理解しておくと、もし「カフェインの離脱症状」と思われる「頭痛」に遭遇した時、落ち着いて対処できる。ぜひ思い出してほしい。
補足としてはこの「カフェインの禁断症状」は、カフェイン依存の傾向にある者(例えば、わたしのこと!)が、カフェイン摂取を中断してから12時間から24時間後に発生する場合が多い。
症状のピークはおよそ48時間後で、通常は2日から9日間(結構、なげーーー笑)といわれる。
コーヒーとの付き合い方
「カフェイン中毒」と言われる時、2つの意味合いで使われることが多い。
今後のコーヒーとの付き合い方の参考にしてほしい。
・急性カフェイン中毒の防止
・カフェイン依存による過剰摂取の防止
急性カフェイン中毒の防止
カフェインの過剰摂取による中毒症状。
これは、まず避けるべき症状。
「短時間で過剰にカフェインを摂取するとこうなるよ」という話。
「カフェイン依存の傾向」(このあと書く)が強まった結果、急性カフェイン中毒に至ることがほとんどなので、お気をつけて。
「急性カフェイン中毒」の症状にはこのようなものがある。
・吐き気、嘔吐
・手足のしびれ
・動悸
・悪寒
・意識消失
・心肺停止
カフェイン中毒は、過剰摂取や代謝阻害で、体内のカフェイン濃度が上昇した場合に発症する。
一般的な成人では、1時間以内に 6.5 (mg/kg)×体重(kg)以上のカフェインを摂取した場合は約半数が、カフェインによる急性症状が出るとされる。さらに、3時間以内に17 (mg/kg)×体重(kg)以上のカフェインを摂取した場合、ほぼ全ての人に症状が現れるとされる。
これを防止するには、まずコーヒー1杯(130ml程度)あたりのカフェインの量は60mg程度であることをおさえる。
体重60kgの成人の場合。
先程の算式に当てはめると、カフェイン摂取量が1時間以内に390mgで半数、3時間以内1020mgで全数が急性中毒になる。
つまり1時間以内にコーヒー6杯以上で半数が、3時間以内に17杯以上で全数が急性中毒になる計算。
普段の生活でここまでコーヒを飲むことは、なかなかないのでは…といいつつ、急性カフェイン中毒にならないように摂取量は気をつけよう。
カフェイン依存による過剰摂取の防止
ご存知のとおり、カフェイン摂取には「疲労感の緩和」や「覚醒」の作用がある。
ただし、あなたが頻繁にカフェイン摂取をすると、その効果は次第に弱くなっていく。
逆にいうと、常にカフェインを摂取していないと「眠気」や「疲労感」が生まれ、集中できない状態が続くというようになってくる。
カフェインの効果が切れると、先程説明した「離脱症状」がでる。
そこでカフェインを摂取することでこれらの症状を消す。
すると、また欲しくなる。今までと同じ量のコーヒーを飲んでも効かない。量が増える。そしてより強烈な離脱症状に襲われる…
というサイクルに入ると、立派な「カフェイン依存」になる。
結果、過剰摂取による急性カフェイン中毒につながる場合んもあるので注意が必要だ。
もし、あなたの一日のコーヒーの量が、すでに目安を大きくこえているなら摂取量をコントロールしていこう。
例えば1日6杯飲んでいるなら、数週間単位で少しずつ減らすことにトライする。
1週目は1日5杯、2週目は1日4杯というように、段階を踏むことで無理なく減らしていける。カフェインの離脱症状を防ぎながら、少しずつ摂取量を減らせるように工夫をする。
カフェイン摂取量の目安
「体に影響なく安全に飲める量」を把握しておけば、コントロールしやすい。
たとえば
・1日あたりカフェイン400mg未満
・1回あたりカフェイン200mg未満
という水準であれば、急性中毒はもちろん、離脱症状等も含めた健康への悪影響はそれほどないと言える。
もっとわかりやすくいうと
「コーヒーは1日あたり3〜4杯程度しときなさい」
ということになる。笑(結局ね)
まとめ
カフェイン離脱症状の体験談【コーヒー中毒予防】
◎カフェイン離脱症状体験談
「今日はたままたコーヒーをしばらく飲んでない」×「頭痛」は、カフェインの離脱症状の可能性あり。
◎頭痛が起きる仕組み
仕組みを理解しておくと「カフェインの離脱症状」と思われる「頭痛」に遭遇した時、落ち着いて対処できる。
ぜひ思い出してほしい。
◎コーヒーとの付き合い方
「コーヒーは1日あたり3〜4杯程度しときなさい」というのが目安。
コーヒーを愛している。
もちろん、それなりに量も飲む。
ただし、何でも、とり過ぎはよくない。
ということ…涙
あとももちろん、体調が悪ければ、自己判断せずにお医者さん・専門家に相談すること。
これからもコーヒー(カフェイン)と、良い距離感で付き合っていこう。
とりあえず一杯キメよう(キメんのかい!)
ではまた。