・・・「クアドラント」を深く知るには、あなたが「今どのクアドラントに位置するか」「どんな方向でクアドラントを変えていけばいいのか」を考えてみるのが一番。この記事では「金持ち父さんのキャッシュフロー・クアドラント」という本にかかれている、基本的な考え方と今後行動していくためのヒントを書いていく。
この記事はこんな感じ。
・クアドラントを二つに分ける(金持ち思考は「B」と「I」)
・左側と右側で稼ぎ方が違う
・左側と右側でそもそもルールが違う
・左側から右側に移動するには
わたしは元銀行員のサラリーマン。
転職したり、時間の使い方を見直したり、いよいよお金の勉強を始めた。
最近取り扱うテーマは「時間」と「お金」が多い。
この記事では「お金持ちの思考」についてまとめる。
「お金」は、取り扱いに気を使う分野ではある。
「お金」関連のキーワードは、それだでなんか怪しい感じがしてしまう。
「お金の匂い」というと、いいイメージは出てこない。
ただ、本来「お金」とは単なる「道具」だ。
そこには、良いも悪いもないはず。
「良い使い方」と「悪い使い方」があるだけだ。
そこで「お金」を便利な道具として使いこなしている人は誰だろうと考え始めた。
たぶん「お金持ち」だろう。
彼らはきっと、お金をうまく使いこなしているはず。
ただそうそう「お金持ち」と知り合えるかというとそうではない。
だからまずは「お金持ち」について知ることから始めてみる。
そこで参考になるのが「キャシュフロー・クラドラント」だ。
今あなたが「今どのクアドラントに位置するか」
「どんな方向でクアドラントを変えていけばいいのか」
少し、考えながらよんでほしい。
Contents
金持ち思考のクアドラント【参考:金持ち父さん〜】
本記事の内容
◎クアドラントを二つに分ける(金持ち思考は「B」と「I」)
◎左側と右側で稼ぎ方が違う
◎左側と右側でそもそもルールが違う
◎左側から右側に移動するには
◎まとめ
クアドラントを二つに分ける(金持ち思考は「B」と「I」)
前回の記事でお金の稼ぎ方4つの区分(クアドラント)を紹介した。
4つの区分(クアドラント)はこの通り。
・従業員(Employee)
・専門家、自営業者(Self employee)
・経営者(Business owner)
・投資家(Investor)
各クアドラントを整理した内容の確認はこちらの記事でどうぞ。
-
hackお金の稼ぎ方4つ【参考:金持ち父さん貧乏父さん】
続きを見る
クアドラントは、こんな四象限で表記される。
今日はその先の話。
クアドラント(ESBI)には「金持ち思考のクアドラント」と呼べるものがある。
そのクアドラントとは、この通り。
・経営者(Business owner)
・投資家(Investor)
つまり「B」「I」であり、先程の四象限でいえば「右側」にあたる。
もし「金持ちになる」ことを考えるのであれば、まずはクアドラントを大きく二つに分けて理解するところからはじめる。
このように分けて理解する。
・「E」「S」が属する左側
・「B」「I」が属する右側
そして、結論「あなたが属するクアドラントをいかに右側に移動するか」がポイントになってくる。
以降、要点を整理しながら解説する。
左側と右側で稼ぎ方が違う
まず理解すべきことは「左側と右側でお金の稼ぎ方が違う」ことだ。
ここは各クアドラントの復習も兼ねて整理をしておく。
左側の稼ぎ方
左側のクアドラントは、雇われの身(E)なのか、自らの商売をおこなっているか(S)の違いはあるにしても、つまるところ「自分の時間を切り売り」して稼いでいる。
ここで覚えておくべきことは「自分の時間を切り売り」する前提では、いくら効率化をしたとしても、どこかで収入や売上が頭打ちになるタイミングを迎える可能性が高いことだ。
右側の稼ぎ方
一方、右側のクアドラントは、他者(従業員)を働かせる(B)ことや、資産を働かせる(I)ことで稼いでいる。
ここで覚えておくべきことは「他者(従業員)や資産を働かせる」する前提であれば、やり方しだいで、売上や収入は青天井で伸ばして行ける。
「稼ぐためのシステムの中に自らが入る」のが「E」「S」であるのに対し、「稼ぐためのシステムを構築し、外からコントロールする」のが「B」「I」であるともいえる。
左側と右側でそもそもルールが違う
あわせて理解しておくべきことは「左側と右側でそもそもルールが違う」ということだ。
たとえば「税金」のかかりかたが違う。
たとえば「個人」と「法人」では、かなり大きな違いがでてくる。
これは誰にとっても、時間をかけて理解する価値があるのでぜひ勉強してほしい(この記事では触れません!笑!)
ここで言いたいのは「金持ちなる」には「金持ちになるためのルールとスキルを学ぶ必要がある」ということ。
例えば、あなたがわたしと同じように、今「E」のクアドラントにいるとする。
わたしはサラリーマン(雇われの身)だ。
いつも仕事の効率化を考えている。
お客さんともしっかり向き合っている。
社内からの信頼も厚み。
しっかり努力して、結果をだす。
そうして数十年を過ごし、社内で昇進ができた。
・・・果たして、そんなわたしは金持ちになれるのだろうか。
結論、金持ち父さんに言わせると、残念ながら「(わたしは)金持ちにはなれない」
そこにはただがむしゃらにやるだけでは、超えられない「壁」があるのだ。
「E」のクアドラントで驚くような実績を残したとしても「B」「I」にはなれない。
つまり「金持ち」になるには「そもそもルールが違う」ことを理解し、行動する必要があるのだ。
これが「ESBI」の左側と右側の間にある「壁」
金持ち父さんによれば、この「壁」を超えるにはそれなりに覚悟が必要。
そして、もしあなたが「金のために働く人生から抜け出したい」のであれば、まずはこのルールの違いを知る必要がある。
「金持ちになりたければ金持ちのマネをすべし」なんてことがいわれたりする。
どうやら「金持ちの思考」というのが世の中にはあるようだ。
そこを学んでいく。
クアドラントの「左側のルール」と「右側のルール」は驚くほど違う。
どちらが、優れているかということではない。
ただ、そもそもの思考回路が違う。
そのくらいの違いがあること理解することが第一歩になる。
左側から右側に移動するには
左側から右側に移動する方法を、抜粋でまとめる。
興味が少しでも出てきたのであれば、ぜひ実際に本をとってみることをおすすめする。
記事の最後を読み進める前に、まずこれを頭にいれてほしい。
本の中で『BE(なる)ーDO(する)ーHAVE(持つ)』という考えが紹介されている。
クワドラントを左側から右側に移動するには、考え方を強化し(BE)、行動を起こし(DO)、経済的自由を手に入れる(HAVE)という順序が大切だということだ。
「大金を手にした」から「金持ち」になるのではなく、「金持ちの心を備えている」から「金持ち」になるということ。
多くの金持ちと言われる人も同じようなことをいっている。
これをおさえた上で、ここでは三つのポイントに絞って「左側から右側に移動する方法」を紹介する。
三つのポイントはこの通り。
・自分のために働くことを考える
・ほんとうに危険なのは何かを知る
・よき師(メンター)をみつける
自分のために働くことを考える
まずはこんな問いかけをあなた自身にしてみる。
「(あなたは)他人を金持ちにするためにせっせと働いていないだろうか」
本の言葉をかりると『あなたを金持ちにするのはあなたの仕事だ』
例えば「資産」と「負債」への理解を深めるとこんなことがわかってくる。
・会社員はオーナーや上司を金持ちにするために働いている
・借金をしている人は銀行や金貸を金持ちにするために働いている
・多くの納税をしている人は政府を金持ちにするために働いている
・消費者は店や会社を金持ちにするために働いている
こんなことが分かるようになる。
今、あなたは誰のために働いているか。
確認ができたら、具体的な行動に移していく。
ほんとうに危険なのは何かを知る
「投資は危険だ」と耳にすることがある。
これは本当だろうか。
本の言葉をかりると『無知であることが危険』なのだ。
まず「資産」と「負債」の違いを知ること、整理することから始める。
そして「キャッシュフロー」を上手く管理するスキルを身につける。
本の中では「金は目ではなく頭で見る」と書かれる。
学ぶことで、無知からくる「恐怖」や「誘惑」といった感情に対し、事実に基づいた判断で対応できるようになる。
よき師(メンター)をみつける
「よき師(メンター)」とは「何が重要で何が重要でないかをあなたに教えてくれる人」
本に登場する「金持ち父さん」がまさにそれ。
できるなら「B」や「I」のクアドラントの人をメンターにできるのが理想。
ビジネスや投資であなたの師となってくれる人を探す。
ハードルが高いな、、、ということであれば、まずは「金持ち父さん〜」シリーズを一冊しっかり読み込んでみるのでもいい。
本の中でも具体的にどのようにメンターを探すといいかについても書かれているので、参考になる。
まとめ
金持ち思考のクアドラント【参考:金持ち父さん〜】
◎クアドラントを二つに分ける(金持ち思考は「B」と「I」)
このように分けて理解する。
・「E」「S」が属する左側
・「B」「I」が属する右側
◎左側と右側で稼ぎ方が違う
左側は「自分の時間を切り売り」してお金を稼いでいる。
右側は「他者(従業員)を働かせる」ことや「資産を働かせる」ことでお金を稼いでいる。
◎左側と右側でそもそもルールが違う
「E」のクアドラントで驚くような実績を残したとしても「B」「I」にはなれない。
「金持ち」になるには「そもそもルールが違う」ことを理解し、学び、行動を変えていく必要がある。
◎左側から右側に移動するには
『BE(なる)ーDO(する)ーHAVE(持つ)』
「大金を手にした」から「金持ち」になるのではなく、「金持ちの心を備えている」から「金持ち」になる。
その上でこんなことに取り組む。
・自分のために働くことを考える
・ほんとうに危険なのは何かを知る
・よき師(メンター)をみつける
自分を信じて、今日からはじめる。
「結局は行動ありき」と言うのは、金持ちでもそうじゃなくても同じらしい笑
少しでも考えるきっかけになれば嬉しい。
ピース。
ではまた。
参考図書:
金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント : 経済的自由があなたのものになる (単行本)
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)