・小難しい話はごめんだよ!
・どうせならわかりやすくおしえて
・・・まあ、そうあわてるな兄弟。
「コーヒー」の世界が深いのは確かなことだ。
「極めてシンプル」でいながら「そこなしの沼」であることも事実。
突き詰めようとすればきりがない。
それが「コーヒー」だ。
ただ、一方で”ここ”さえ外さなければ、ある程度大丈夫というポイントもある。
コーヒーには歴史がある分、先人たちの知恵も積み重なっている。
これを学んで、実践してみよう。
わたしは毎朝コーヒーを淹れている。
寝ぼけていることもしばしばだ。
それでも、それなりに味をコントロ−ルできるようになってきている。
お湯を沸かし始めるまえに、これだけ覚えておいてくれ。
Contents
ここだけ押さえる【コーヒー初心者】
本記事の内容
◎まず避けるべきは「過抽出」
◎「過度抽出」の原因と対策
◎シンプルに考えろ
◎まとめ
まず避けるべきは「過抽出」
コーヒーが「まずくなる」原因。
コーヒーを淹れる際に「避けるべき事態」
結論、コーヒーの「過抽出」を避けること。
これが最も重要なポイントだ。
もう一度言っておく。
「過抽出」これを避けろ。
これを理解できれば、今日のところはOKだ。
普段飲むコーヒーはつまるところ「お湯(場合によっては水)でコーヒーの豆の成分を抽出する」だけの飲み物だ。
なんともシンプルな構成。
要素として「水自体が不味い」ということは、今どきあまりない。
もし「水道水」を使うのが気になるのであれば「ミネラルウォーター」を使えばいい。
(わたしは普段水道の水を沸かし、コーヒーを淹れている。つきつめるなら、さらにその先もあるがここでは割愛する)
「水」が原因でコーヒーがまずくなるということは、ほぼないといっていい。
それならあとは構成要素「コーヒー豆の成分」をコントロールできれば、コーヒーが「まずくなる」ことはなさそうだ。
コーヒー豆もピンきりであるものの、市販されているもので「コーヒー豆自体に問題がある」ということもほぼない。
残すところは「どれくらいのコーヒー豆の成分をお湯(水)に溶け込ませるのか」という話。
「過度にコーヒー豆の成分がお湯(水)に溶け込んだ状態」つまり「過抽出」になると、本来出したくない「苦味」「エグ味」とでてくる。
これがコーヒーをまずくする。
成分の「適度」なバランスを見つけるために、日々コーヒーを淹れ続けていく。
念頭に置くのは「過抽出」を避けること。
次に原因と対策だ。
「過抽出」の原因と対策
コーヒーの味を決める「変数」は本当にたくさんある。
ここでは、そのなかでも「過抽出」の原因になるポイントを3つ紹介する。
この3つを押さえるだけで「味」はかなり安定してくる。
✓原因1 豆の挽き具合が細かすぎる
✓原因2 抽出時間が長すぎる
✓原因3 お湯の温度が高すぎる
原因1 豆の挽き具合が細かすぎる
豆を細かく挽くほど、お湯を注いだとき、お湯に触れる豆の表面積が広くなる。
つまり「細かくすればするほど過抽出につながる」といえる。
対策としては「中挽き」にすること。もしくは気持ち粗目でもいいくらいの気持ちで挽く。
見た目としては「粒が1mmくらい」の粗さでいい。
わたしは挽き具合の知識がなかったとき、いわゆる「極細挽き」の豆でハンドドリップをして、びっくりするほど「まずいコーヒー」が出来上がったことがある。二口目すら飲めたものではなかった。
まずは挽き具合を調整してみて。
原因2 抽出時間が長すぎる
抽出時間が長すぎると、これも「過抽出」につながる。
単純にたくさんの成分が出るということもあるが、実はコーヒーから抽出される成分は、ドリップの前半と後半でも違ってくる。一般に、後半に行くにしたがい「苦味」や「エグ味」の割合が多くなるといわれている。
対策としては「時間をしっかりと計る」ことだ。
目安としては300mlをドリップするのに3〜4分で完了させるようにする。
お湯を注ぐスピードも味に影響するものの、まずはこの抽出時間全体の長さを意識する。
これでかなり味は安定してくる。
原因3 お湯の温度が高すぎる
お湯の温度が高すぎるのも「過抽出」の原因になる。
イメージしやすいと思うが、温度が高い方がコーヒー豆の成分は溶けだしやすい。
これが「過抽出」の大きな原因の一つといえる。
対策としては「沸騰直後の湯を少し冷ましてつかうこと」もしくは「温度調整のために、お湯に水を加える」ことだ。
だからやはり「温度計」があるといい。
目安は85℃〜92℃くらいで調整をしていく。
コンロで沸騰させたお湯であれば2〜3分おいておくことでちょうど良い温度になる。
シンプルに考えろ
ハンドドリップの際に以上の3つのポイントを押さえるだけで「過抽出」になることがかなり少なくなるはず。
コーヒーはつまるところ「理科の実験」だ。
シンプルに考えろ。
いわれてみればコーヒーがまずくなる原因は単純。
しっかりと策を講じれば、必ず改善していける。
最低限のポイントを押さえることができれば、大ゴケしなくなくなる。そうすれば、さらに楽しくなり、その沼にはまっていくことになるはずだ。
まとめ
◎まず避けるべきは「過抽出」
「過抽出」を防止できれば、コーヒーの味はかなり安定する。
◎「過抽出」の原因と対策
・原因1 豆の挽き具合が細かすぎる →中挽き(粒は1mm程度)
・原因2 抽出時間が長すぎる →目安は300mlで3〜4分
・原因3 お湯の温度が高すぎる →目安は85℃〜92℃
◎シンプルに考えろ
つまるところコーヒーは「理科の実験」
原因を明確にして策を講じれば、かならず美味しいコーヒーが淹れられるようになる。
まずはこんな感じだ。
ポイントをおさえて「最高の一杯」を淹れてみてくれ。
ではまた。