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ここだけ押さえる【コーヒー初心者】

2021年5月19日

弟君
・コーヒー初心者が気をつけるべきポイントをしりたい!

・小難しい話はごめんだよ!

・どうせならわかりやすくおしえて

・・・まあ、そうあわてるな兄弟。

「コーヒー」の世界が深いのは確かなことだ。

「極めてシンプル」でいながら「そこなしの沼」であることも事実。

突き詰めようとすればきりがない。

それが「コーヒー」だ。

ただ、一方で”ここ”さえ外さなければ、ある程度大丈夫というポイントもある。

コーヒーには歴史がある分、先人たちの知恵も積み重なっている。

これを学んで、実践してみよう。

わたしは毎朝コーヒーを淹れている。

寝ぼけていることもしばしばだ。

それでも、それなりに味をコントロ−ルできるようになってきている。

お湯を沸かし始めるまえに、これだけ覚えておいてくれ。

ここだけ押さえる【コーヒー初心者】

本記事の内容

◎まず避けるべきは「過抽出」

◎「過度抽出」の原因と対策

◎シンプルに考えろ

◎まとめ

まず避けるべきは「過抽出」

コーヒーが「まずくなる」原因。

コーヒーを淹れる際に「避けるべき事態」

結論、コーヒーの「過抽出」を避けること。

これが最も重要なポイントだ。

もう一度言っておく。

「過抽出」これを避けろ。

これを理解できれば、今日のところはOKだ。

普段飲むコーヒーはつまるところ「お湯(場合によっては水)でコーヒーの豆の成分を抽出する」だけの飲み物だ。

なんともシンプルな構成。

要素として「水自体が不味い」ということは、今どきあまりない。

もし「水道水」を使うのが気になるのであれば「ミネラルウォーター」を使えばいい。

(わたしは普段水道の水を沸かし、コーヒーを淹れている。つきつめるなら、さらにその先もあるがここでは割愛する)

「水」が原因でコーヒーがまずくなるということは、ほぼないといっていい。

それならあとは構成要素「コーヒー豆の成分」をコントロールできれば、コーヒーが「まずくなる」ことはなさそうだ。

コーヒー豆もピンきりであるものの、市販されているもので「コーヒー豆自体に問題がある」ということもほぼない。

残すところは「どれくらいのコーヒー豆の成分をお湯(水)に溶け込ませるのか」という話。

「過度にコーヒー豆の成分がお湯(水)に溶け込んだ状態」つまり「過抽出」になると、本来出したくない「苦味」「エグ味」とでてくる。

これがコーヒーをまずくする。

成分の「適度」なバランスを見つけるために、日々コーヒーを淹れ続けていく。

念頭に置くのは「過抽出」を避けること。

次に原因と対策だ。

「過抽出」の原因と対策

コーヒーの味を決める「変数」は本当にたくさんある。

ここでは、そのなかでも「過抽出」の原因になるポイントを3つ紹介する。

この3つを押さえるだけで「味」はかなり安定してくる。

✓原因1 豆の挽き具合が細かすぎる

✓原因2 抽出時間が長すぎる

✓原因3 お湯の温度が高すぎる

原因1 豆の挽き具合が細かすぎる

豆を細かく挽くほど、お湯を注いだとき、お湯に触れる豆の表面積が広くなる。

つまり「細かくすればするほど過抽出につながる」といえる。

対策としては「中挽き」にすること。もしくは気持ち粗目でもいいくらいの気持ちで挽く。

見た目としては「粒が1mmくらい」の粗さでいい。

わたしは挽き具合の知識がなかったとき、いわゆる「極細挽き」の豆でハンドドリップをして、びっくりするほど「まずいコーヒー」が出来上がったことがある。二口目すら飲めたものではなかった。

まずは挽き具合を調整してみて。

原因2 抽出時間が長すぎる

抽出時間が長すぎると、これも「過抽出」につながる。

単純にたくさんの成分が出るということもあるが、実はコーヒーから抽出される成分は、ドリップの前半と後半でも違ってくる。一般に、後半に行くにしたがい「苦味」や「エグ味」の割合が多くなるといわれている。

対策としては「時間をしっかりと計る」ことだ。

目安としては300mlをドリップするのに3〜4分で完了させるようにする。

お湯を注ぐスピードも味に影響するものの、まずはこの抽出時間全体の長さを意識する。

これでかなり味は安定してくる。

原因3 お湯の温度が高すぎる

お湯の温度が高すぎるのも「過抽出」の原因になる。

イメージしやすいと思うが、温度が高い方がコーヒー豆の成分は溶けだしやすい。

これが「過抽出」の大きな原因の一つといえる。

対策としては「沸騰直後の湯を少し冷ましてつかうこと」もしくは「温度調整のために、お湯に水を加える」ことだ。

だからやはり「温度計」があるといい。

目安は85℃〜92℃くらいで調整をしていく。

コンロで沸騰させたお湯であれば2〜3分おいておくことでちょうど良い温度になる。

シンプルに考えろ

ハンドドリップの際に以上の3つのポイントを押さえるだけで「過抽出」になることがかなり少なくなるはず。

コーヒーはつまるところ「理科の実験」だ。

シンプルに考えろ。

いわれてみればコーヒーがまずくなる原因は単純。

しっかりと策を講じれば、必ず改善していける。

最低限のポイントを押さえることができれば、大ゴケしなくなくなる。そうすれば、さらに楽しくなり、その沼にはまっていくことになるはずだ。

まとめ

◎まず避けるべきは「過抽出」

  「過抽出」を防止できれば、コーヒーの味はかなり安定する。

◎「過抽出」の原因と対策

・原因1 豆の挽き具合が細かすぎる →中挽き(粒は1mm程度)

・原因2 抽出時間が長すぎる →目安は300mlで3〜4分

・原因3 お湯の温度が高すぎる →目安は85℃〜92℃

◎シンプルに考えろ

つまるところコーヒーは「理科の実験」

 原因を明確にして策を講じれば、かならず美味しいコーヒーが淹れられるようになる。

まずはこんな感じだ。

ポイントをおさえて「最高の一杯」を淹れてみてくれ。

ではまた。

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