・・・いよいよその気になってきたな。今日は「豆の分量」の話。
では結論だ。
豆の分量は「お湯100mlに対して7.0g」だ。
良いかもう一回いうぞ。
「お湯100mlに対して7.0g」
これが基本だ。
はっきり言って、ここまで読んだらこの記事は閉じていい。
今日もおつかれさん!
さっさと豆を量って「中挽き」にしてくれ。
あとは余韻で書く。余韻で読んでくれ。
豆の分量<黄金比>【コーヒーの基本】
本記事の内容
◎黄金比「湯:豆=100ml:7.0g」
◎ちゃんと量れ
◎いいからちゃんと量れ
◎まとめ
黄金比「湯:豆=100ml:7.0g」
コーヒーを淹れる際、お湯と豆の量には「最適とされるバランス」がある。
「黄金比」と呼んでもいい。
この記事で一番重要なポイント。
「湯:豆=100ml:7.0g」
これが黄金比だ。
わたしの場合、毎朝300mlのコーヒーを淹れる。
およそ2杯分のコーヒーの量になる。
この場合、豆の量は「7.0g×3倍=21.0g」のコーヒー豆を用意する。
弟よ。この算数にはついてこれているか?
そんなこといわずに、ここは耐えてほしい。
たしかに掛け算でいえば「7の段」は鬼門と言われる。
おいしいコーヒーを淹れるためだ。
わかってくれ。
この「湯:豆=100ml:7.0g」というのは、コーヒーの歴史の中で先人たちが幾千、幾万杯のコーヒーを飲みまくる中で到達した「黄金比」だ。
まずはここからはじめる。
基準を持っておくことで、はじめて「もう少し濃度感をだそうか」とか「もう少しさっぱり淹れようか」といったコントロールができるようになる。
例えば「今日は濃い目を飲みたいので100ml:8.0gでいれてみよう」とか「今日は少し薄めで100ml:6.0gでいれてみよう」といったコントロールができるようになる。
最初のうちはただでさえ、淹れるたびに味にばらつきがでる。
安定しておいしいコーヒーを淹れるためには、まずはおさえるべきポイントだ。
ちゃんと量れ
アドバイスとしては「ちゃんと量れ」ということだ。
「自分なりの、、、」なんてことは、まずは基本通りおいしいコーヒーを淹れるようになって、飲んでからいってくれ。
結論「スケール(量り)」を使ってくれ。
なんてことを言いたい気持ちもわかる。
ここでもう一回黄金比を思い出してほしい。
「湯:豆=100ml:7.0g」
湯(水)の単位”ml”は「体積」だ。目で見て計れる。これは説明不要だと思う。
問題は豆の単位”g”だ。
これは「質量」だ。これは目で見て量れない。
コーヒー豆用の計量スプーンはいろいろ販売されている。
一杯分が何gになるかの目安も紹介されているはず。
ただし先程も言ったように、300ml程度のコーヒーを淹れる場合「たった1.0g」の豆の量の違いが、味に大きく影響する。
それを計量スプーンだけで毎回正確に豆の分量をはかるのはむずかしい。
としてさらにいうと「深煎り」なのか「浅煎り」なので、コーヒー豆の体積は変わってくる。
「深煎り」の方が、見るからに油を吸って照りがあり、一つ一つの豆が膨らんでいる。
「浅煎り」は比較的に照りがなく、一つ一つの豆はスリムだ。
こうなってくると「軽量スプーン一杯」で正確な分量をはかることは「神業」の領域だ。
いいから「スケール」を用意してくれ。
いいからちゃんと量れ
とはいえ「めんどいなぁ」という気持ちはわからんでもない。
それでも「安定しておいしいコーヒーをいれたい」と思うのであれば、ここは避けては通れない。
ただ「コーヒーはシンプル飲み物」だ。
「コーヒー豆の成分をお湯で抽出する」というだけ。
その分「どれだけの分量の成分が溶け出すのか」が最終的に味に与える影響はかなり大きい。
単純に「濃い」「薄い」だけだはなく、文字通り「違う味」に感じるような違いが出てくる。
兄から言えることは「いいからちゃんと量れ」といことだ。
逆にここを正確にするだけで、味が変化する重要な要因の一つをコントロールできるということは朗報だ。
最近では「重さ」と「時間」を計れるスケールが売っている。
これでコーヒーの味に大きな影響を与える要素をコントロールするためには、不可欠な道具だ。
時間も計れることを考えると、このスケールで毎回豆を計量することも、まったく苦ではなくなってくる。
計量のタイミングは、お湯を注ぐ前の豆の状態や香りの最終チェックができる段階でもある。
「いいからちゃんと量れ」
何個めかの兄からの遺言だ。
まとめ
◎黄金比「湯:豆=100ml:7.0g」
・ここだけおさえておけばOK。ちょっとした算数だ。「7の段」の復習だけしておいて。
◎ちゃんと量れ
・スケール(量り)を使って量ってくれ頼む。
◎いいからちゃんと量れ
・兄貴からの遺言だ。
先人たちが見つけた黄金比。ありがたく活用させてもらおう。
ではまた。