日記 稼ぐ

1か0だけでは語れない 20240104

ナバブロと申します。

木曜日の夜。今日も素晴らしい一日。

1か0だけでは語れない

木曜日の夜

今日はサラリーマンとしての仕事初め。

とはいえ、

年末年始もなにやらやることや、

考えなければいけないことも多くて、

頭はグルグル回転している感じだった。

だから正月ボケというやつとは程遠く、

いつも通りあっという間という感じで一日が過ぎた。

なにやら7、8年に一度という

大きなプロジェクトの只中にあり、

たくさんの大人が難しい顔をして、

頭を使っている。

大きな「システム更改」のプロジェクト

というはおもしろいもので、

どれだけ準備をしても穴があったり、

あらかじめそれを見込んだ対応をしておくことや、

現場での判断という経験や人間力を試されるようなことの連続。

一方で人間が考えることや、

やれることの限界を超えてくるような事態が、

あっさりと起きたりもする。

それでも裏側で起きていることを意識せず、

エンドユーザはいつもどおりの生活をしていたりして、

これを俯瞰してみていると、

なんとも不思議な気持ちになる。

自分のいつもの生活というのも、

その裏が側では多くの顔もしらないサービス提供者の、

様々な考えや配慮のもとで、

なりたっていると言うことに気づくと、

また日常の見え方が変わったりする。

どれくらい今の仕事を続けるかわからないけれど、

まぁこれはこれで面白いところもあるのかな。

木曜日の夜

1か0だけでは語れない

システムやプログラムというのは、

いってしまえば「1か0の世界」だ。

この数字の羅列でわたし達が利用しているシステムは動いている。

こういうとシンプルな気もするのだけれど、

その規模が大きくなったり、

複雑になったりすると、

見え方は大きく変わってくる。

システムを作ること、

動かし指示していくこと、

新しいシステムに切り替えをしていくこと。

たとえば一つ「見積る」という動作をとってみても、

それと真剣に向き合ってみると、

1か0だけでは語れない奥深さののようなものがある。

「どれくらいの費用になるのか見積もる」ことや、

「どれくらいの時間がかかるか見積もる」ことも、

ここには経験や想像力といった、

人格や人間力に含まれるような要素が、

重要になるといつも感じる。

約束を守る

請負契約における見積りは、言ってみれば

「これだけの費用でこれだけの価値を提供します」

とお客さんに約束をすることだ。

「約束を守る」というのは、

人間としての大切にすべき基本的な行動指針であり、

これとどれだけ真剣に向き合えるかというのは、

その人の人生の豊かさに直結していたりする。

だから約束をする段階(「見積り」を出す段階)においては、

自分が提示する前提や条件を明確にしておく必要があるし、

どこまでいっても排除しきれない将来に対しての不確実性に対しても見積もったり、

ある意味での「覚悟」が必要になる。

問われるのは、

その「見積り」のプロセスでどれだけの根拠を積み上げているのか。

見えている情報や状況で可能な限りの思慮を張り巡らした上で、

不確実性に対してどのようなリスク管理をしていくのか。

このようなことになる。

見積る人そのものの人間性

こう考えてみると、

「見積る」という行為そのものが、

見積る人そのものの人間性を表現しているような気がする。

それぞれにスタイルが見えてくる。

ここでとりあえず

ビジネスの世界においては「利益を出すということが目的」と定義するなら、

たとえば

「個々の案件全部で少しずつ勝つ」というスタイルをとるのか、

「ここは負けてもいいけどここでは勝つというような強弱をつける」というスタイルをとるのか、

こんなことでもそもそも見積もりの

最初のアプローチが変わってくる。

それに見積るという行為そのものにも、

「時間」というコストがかかるので、

そもそもここにはあまり時間をかけないほうが経済合理性が高い、

というような判断が入る場合もある。

何かしら見積りを自分でしたことがある人であれば、

少しはイメージをしていただける話かと思う。

数字で割り切れない部分まで見極める

こんな風に、

見積りというのはその人が経験してきたものも含めた結果と考えてみると、

なかなかおもしろい。

正直、わたし自身の見積りは仕事でも私生活でも結構甘いところがあって、

適当な見積もりをしてしっぺ返しを食らうこともしばしば、、、笑

まぁそれでも意識することで、

ゆっくりではあるがこの見積る力が鍛えられて来たように感じる。

これは日々経験を積むことだったり、

原則的な考え方を繰り返しなじませることによって、

少しずつではあるが前に進んでいる。

最初に書いたように「1か0の世界」の、

本来であれば全て論理的に積み上げが出来そうなシステムに、

人格的な知見をもって向き合って、

「数字で割り切れない部分まで見極める」という行為は、

今のわたしにとってはいいトレーニングになると思っている。

変化を生み出して行けるかも

ここでいう見積る能力というのは、

ただ単に仕事上の1つのプロジェクトにとどまらず、

人生というスケールで考えても力を発揮する。

まずは基本通り「ゴールを設定」するわけだけれど、

それに対して、

・どんなトレードオフをしなければいけないのか

・どの程度の時間や労力を見込むのか

・生存確率を上げるためにどんな準備や考慮をしなければいけないのか

・リスク管理をどのようにしていくか 等々

こういったことを考える上で、

見積る能力というのが役立つというか、

必要になってくる。

この能力を鍛える方法は、

さっき少し書いたけれど「約束をして、その約束を守ること」

これが良いトレーニングになる。

なかなか難しいのだけれど、

このテーマとどれだけ誠実に向き合えるかというのは、

かなり重要なポイント。

特に「1か0だけでは語れない」状況に遭遇したとき、

あなたがどのように見積もって生き残っていくのか。

どんな約束をして、守るのか。

普段から少し意識してみると、変化を生み出して行けるかも。

現場からは以上です。

読んでいただきありがとうございます。

ピース。

世界平和。

ではまた。

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